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「『混乱』は『活力』とともにあるもの」 ——李君如 元中央党学校副校長

 

写真キャプション本誌の取材を受ける李君如委員(写真・王征)

「『改革開放』後、中国社会は全体的に良い方向に発展しています。ただ一部の人々は、中国社会はすでに『混乱』のなかにあると見ています。たしかに混乱はありますが、『混乱』は、また『活力』とともにあるものです。しかし、この『活力』が伴う問題をうまく処理できなければ、『活』は『乱』となり、負の方向に向かいます。いまこそ中国の社会構造の変化に対応する管理方式を確立するための研究を進める必要があることを私が強調するのは、そのためです」  中国の第十二次五カ年規画が提起した社会管理体制の創新について、元中国共産党中央党学校副校長で中国人民政治協商会議常務委員の李君如氏は本誌の取材に答え、このように語った。李委員は「中国の社会構造の変化は、主に単一的な社会から多元的な社会へ、静的な社会から動的な社会へ、閉鎖または半閉鎖的な社会から開放された社会への変化である」と見ている。そして、「中国社会にこれほどの大きな変化が発生している以上、これまでの管理方式と旧来の体制を守るだけでは、すでに適応しきれなくなっている。一部の問題に関しては、コントロールが失われ、不具合が生じ、矛盾の激化が見られる。これは社会管理の理念・制度・方式と社会の変動、現実との間の矛盾、不適応の顕在化にほかなりません。ですから、この時期に社会管理体制の創新を提案することは、現下の中国社会の発展が必要とする重要な措置なのです」と語った。(『人民中国』2011年4月号より)

 

 

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