中国─日本 友好の絆⑨ 鄭州
企業が10社来れば「埼玉工業園」も
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2008年9月29日、河南省と鄭州市のリーダーである郭庚茂、王文超、史済春各氏が鄭州日産第2工場の定礎式に立ち会った(写真・鄭州外事弁) |
鄭州市とさいたま市の交流協力は鄭州とその他の友好都市の交流の手本となっただけでなく、日本との経済協力の懸け橋と絆になりつつある。1993年3月、中日双方は合弁で自動車製造企業である鄭州日産汽車有限公司を成立させた。2002年に陳義初市長がさいたま市を訪問した際、埼玉県知事の土屋義彦氏(元参議院議長)と会見した。会談の中で、鄭州市は日産に鄭州工場で新型車を生産することを望んでいると伝えると、土屋知事はその場で受話器を取り上げ、日産の幹部に連絡をとり、鄭州の希望を伝えた。今や、鄭州日産はNISSANと東風という二つのブランド、5大シリーズ、8大車型を持ち、中国の小型商用車製品が最も完全な企業の一つとなっている。
2011年、両市の友好都市締結30周年の際に、当時の呉天君市長代理とさいたま市の清水勇人市長は、共に両市の友好発展の未来を描きあげた。両市は中・高生の相互訪問や国際交流員の研修プログラムを続け、環境、造園、教育など技術の面での交流に力を入れ、さらに双方の企業間の交流を積極的に促進し、双方の企業が互いの都市で投資や工場を建設することを奨励すると、二人は口をそろえて強調した。呉天君市長代理は、「あなたがたの企業が十社くらいやって来れば、われわれはすぐに『埼玉工業園』を建設します」と語った。
人民中国インターネット版 2012年11月12日