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全人代――人民が主であることの具現

1954年9月、第1期全国人民代表大会が北京で挙行された。1226名の人民代表が、当時の中国6億人の人民を代表して、「中華人民共和国憲法」を採択し、国家主席、全国人民代表大会常務委員会、最高人民法院院長、最高人民検察院院長を選出し、国務院を組織した。この大会は、すべての国家権力を、全国人民が普通選挙で選出した全国人民代表大会が、集中的に行使し始めたということを示していた。この時から、人民代表大会制度は中国の民主政治の根本制度となったのである。

毛沢東はかつて以下のように評価した。「この制度があれば、広範な民主が表現できるばかりか、各クラスの人民代表大会が大きな権力を行使できる。また、国事を集中的に処理でき、各クラス政府が各クラスの人民代表大会に依託されたすべての事務を集中的に処理でき、さらに人民が必要とするすべての民主活動を保障することができる」

中国の人民代表大会制度は、封建的な専制と個人独裁を徹底的に放棄したもので、欧米国家の「三権分立」とも異なる。これは国家の最高権力機関として、統一的に国家権力を行使するもので、民主集中制を実行し、集団で職権を行使し、集団で問題を解決する。国家行政機関、裁判機関、検察機関は人民代表大会で選出され、人民に対して責任を負い、その監督を受ける。ここ60年の実践により証明されているのは、この制度が中国の国情にふさわしく、国家が統一的・効果的に各項事業を組織することを保証するばかりか、すべての権力が人民に属するものであることを保証しているということである。

 

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人民中国インターネット版 2013年3月16日

 

 
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