改革止めず最適解導き出す

2024-09-25 14:01:00

改革で「ボトルネック」を解決 

新時代に入り、中国は実り豊かな成果を上げる一方、発展から生まれた少なからぬ課題と潜在的なリスクにも直面している。発展の問題は改革によって解決しなければならない。しかし、簡単な改革はすでに完了しており、残っているのはどれも難しい課題ばかりだ。これに対し、習総書記は、「改革の瀬戸際では勇者が勝つ。中国は硬い骨のような難題に果敢にかじりつき、危険な早瀬のような試練を果敢に渡るという決意で、改革を断固として推進する」と明確に強調した。 

改革の決意は、澄んだ水と青い山が証明できる。かつて、経済発展と環境保全は両立できない課題と見なされていた。中国共産党第18回全国代表大会(第18回党大会)以降、中国は生態文明建設をかつてないレベルに引き上げ、次々と打ち出した一連の改革措置によって、美しい中国の絵巻を徐々に広げている。「澄んだ水と青い山こそが金山であり銀山である」という理念はすでに人々の心に深く浸透している。中国のグリーン電力の試行取引が21年9月7日に正式にスタートされ、当日完成した最初の取引で石炭消費量を243万6000減少させ、二酸化炭素排出量を607万1800削減した。世界から注目を集めた北京冬季五輪は22年、地域をまたぐグリーン電力取引メカニズムを通じて、五輪史上初となる全会場へのクリーンエネルギー100%供給を実現し、「張北の風で北京の明かりを灯した(河北省張北県の風力発電プロジェクトで北京冬季五輪に供給される電気を確保)」。グリーン電力は最もクリーンな冬季五輪を後押しした。 

改革の決意は肥えた田地が証明できる。2018年6月30日、創業するために故郷に戻った浙江省徳清市の周雲雲さんは、民泊経営のための不動産権利証を手にした。これは中国に33カ所ある農村土地制度改革試行地域が発行した最初の農村住宅用地の「三権(所有権、請負権、経営権)分離」証書だ。「長い間、農村部の住宅用地は自分で住むことしかできず、売買や賃貸をすることはできませんでした。『三権分離』改革は、これまでの『請負経営権』を『請負権』と『経営権』に分けることで農村住宅用地を合法的に転用することができるようになりました。請負権は農民が所有し、土地の社会保障機能を残しています。一方、出稼ぎ農民は栽培規模が大きな農家や農業企業に経営権を移転することができ、遊休用地を活性化し、資源利用率を高めるだけでなく、農民の収入も増加でき、一挙多得と言えます」と中国農業大学元学長の柯炳生氏は説明した。新時代の農村土地改革は、一連の制度的革新を通じて、農村の巨大な活力を再び解き放った。 

改革の決意は星空と海が証明できる。十数年来、中国は有人宇宙飛行や月探査火星探査、深海探査、スーパーコンピューター、量子情報、新エネルギー技術、国産大型旅客機製造、バイオ医薬などの分野で一連の成果を収め、イノベーション型国家の仲間入りを果たした。昨年の中国社会全体の研究試験発展(R&D)経費がGDP(国内総生産)全体に占める割合は264%で、EU諸国の平均レベルを上回った。グローバルイノベーションインデックス(GII)ランキングで12位にランクインし、世界トップ100入りのイノベーションクラスター(6)数は初めて世界一になった。国内の有効発明特許は401万5000件で、世界で初めて有効発明特許件数が400万件を突破した国となった。中国の科学技術分野における実力の飛躍は質の高い発展に強大な原動力を注ぎ込んだ。 

改革は簡単なことではないが、困難であってこそ、改革者の勇敢さを示し、改革を断固として推進してこそ、収めた成果が極めて貴重となる。今後も中国が改革を引き続き推進することに変わりはなく、その力加減が緩まることもない。 

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