彩蛋
[イースター・エッグ]
もともとは、復活祭(イースター)の贈り物にされる彩色した飾り卵のこと。現在では、コンピュータソフトの隠されたメッセージや注意していないとうっかり見落としてしまう映画の興味深いシーン、おまけ映像などのことをこう呼ぶ。卵をあちこちに隠して子供たちに探させる遊びに似ているからだ。卵の中には小さなプレゼントが入っているので、「サプライズ」という意味も込められている。映画の最後のクレジットの途中で登場するメーキング映像やNG集などもイースター・エッグの一種だ。
この言葉、英語圏から伝わり最近では中国でも広く知られるようになったが、映画でイースター・エッグを用いるという手法は、最近の中国の観客を大きく変えたと言われる。最後のクレジットが終わるまで席を立たない観客が増えたのだ。こうした行動は、映画のスタッフやキャスト、映画館の映写技師らに対する感謝の表現にもなるとされている。
人民中国インターネット版 2015年5月