中国のショート動画アカウント数が15.5億に ライブ配信を本業としている人の数は1508万人

2024-03-29 17:06:00

四川省成都市で今月27日に発表された「中国インターネット視聴発展研究報告(2024)」(以下、「報告」)によると、2023年12月の時点で、中国のインターネットにおける視聴ユーザーの規模は10億7400万人に達し、ネットユーザーの視聴コンテンツ利用率は98.3%で、ネットユーザー全体における利用率の首位を占めていた。新華社が報じた。

報告によると、2023年において長編動画やショート動画、ライブ配信、オーディオといった分野を含むインターネット視聴業界の市場規模は1兆元(1元は約21.0円)の大台を超えて、1兆1524億8100万元に達した。インターネット視聴業務を主な業務とする存続企業(登録済みで、運営が続いている企業)は計約66万社だった。2023年12月の時点で、ショート動画のアカウント数は15億5000万で、ライブ配信を本業としているパーソナリティーの数は1508万人に達した。

またここ数年、超短尺ドラマが人気を集め続け、しかもハイクオリティ作品や主流の価値観を発信する拠点となりつつあることを受け、好んで視聴するユーザーが増え続けている。報告によると、超短尺ドラマを「よく視聴する」としたユーザーは39.9%に達していた。

さらに報告に挙げられているデータの多くは、インターネットでの視聴が、農村振興戦略の「ラストワンマイル」解決推進において重要な役割を果たしていることを示していた。中国網絡視聴節目服務協会(CNSA)の周結副秘書長によると、ここ2年、農村のインターネット視聴ユーザーの増加幅が都市部を上回っていた。具体的には、2022年の農村の規模が前年同期比12.6%増の2億9900万人、2023年は同比6.8%増の3億2000万人と、いずれも都市部を上回っていた。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年3月28日

関連文章