習主席が公式訪問先のフランス・パリに到着 空港で書面談話を発表

2024-05-06 10:21:00

習近平国家主席は現地時間5日午後、特別機でフランスの首都パリに到着し、同国への公式訪問をスタートさせました。習主席は到着後、オルリー空港で書面による談話を発表しました。

 習主席は談話の中で、「マクロン大統領の招きにより、3度目となるフランスへの公式訪問ができることをうれしく思う。2014年春と2019年春にフランスを訪れ、フランス国民と共に中仏国交樹立50周年と55周年を祝った。今年、中仏国交樹立60周年を迎えるにあたり、もう一度美しいフランスの地に足を踏み入れ、親しみを感じている」と述べました。

 習主席はまた、中国とフランスとの関係について、「60年来、中仏関係は一貫して中国と西側諸国との関係の先頭を走り、国際社会のために社会制度の異なる国家間の平和共存と協力・ウィンウィンの模範を打ち立ててきた」としたうえで、「近年、両国関係はハイレベルな発展を維持しており、航空、宇宙、原子力、農業食品、グリーンなどの分野での協力は絶えず新たな成果を上げている。両国関係の発展は、両国人民に福祉をもたらしただけでなく、激動する世界に安定性とポジティブなエネルギーを注入している」と評価しました。

 さらに、今回の訪問について、「マクロン大統領と新たな情勢の下における両国関係や中欧関係の発展、および現在の重要な国際・地域問題について踏み込んだ意見交換を行う。この訪問を通じて、両国の伝統的な友好関係を強固にし、政治的相互信頼を増進させ、戦略的なコンセンサスを結集し、各分野の交流・協力を深め、歴史というたいまつで両国の進むべき道を照らし、両国関係のより美しい未来を創造し、世界の平和、安定、発展に新たな貢献をしていきたい」との考えを示しました。(RYU・MI)