習近平国家主席とプーチン露大統領が中南海で会談

2024-05-17 16:42:00

習近平国家主席は16日夜、ロシアのプーチン大統領と中南海で会談した。新華社が伝えた。

習主席とプーチン大統領は水辺に座り、お茶を共に楽しみながら、リラックスした雰囲気の中で、関心を共有する戦略的問題について踏み込んだ意見交換を行った。

習主席は「絶えず変動する国際情勢を前に、中国は常に戦略的な揺るぎなさを維持してきた。中国共産党の指導の下、中国国民は様々な困難や試練を克服し、質の高い発展と中国式現代化の推進に努力している。中国はロシア及び他の国々と共に、団結と協力を強化し、グローバル・ガバナンスを正しい方向へと導き、共に国際的な公平と正義を守り、世界の平和と共同発展を促進することを望んでいる」と表明した。

両首脳はウクライナ危機問題についても踏み込んだ意見交換を行った。

習主席は、中国の一貫した立場及びウクライナ危機の政治的解決を後押しするための努力について詳しく説明し、いかなる重大な問題の処理においても、当面の解決と根本的な解決の双方が必要であること、当面の対処だけでなく長期的計画も必要であることを強調。「私の打ち出したグローバル安全保障イニシアティブの核心は、共通・総合・協調的・持続可能な安全保障観を提唱することだ。ウクライナの危機の根本的な解決策は、均衡のとれた、実効性のある、持続可能な新しいタイプの安全保障構造の構築を後押しすることだ。中国は、ロシア・ウクライナ双方が同意し、各方面が平等に参加し、全ての案について公平に議論する国際講和会議を適切な時期に開催し、ウクライナ問題の政治的解決を後押しすることを支持しており、このために引き続き建設的な役割を果たしたいと考えている」とした。

プーチン大統領は、これらに関してロシア側の見解と立場を説明。ウクライナ問題において中国が客観的で公正かつバランスの取れた立場を堅持していることを称賛し、ウクライナ問題の政治的解決のために中国が引き続き重要な建設的役割を果たすことを歓迎するとした。また、ロシアは政治的交渉を通じたウクライナ問題の解決に尽力しており、誠意を示すとともに、これについて中国と引き続き緊密な意思疎通を維持したいとした。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年5月17日