オーストラリアを訪問中の李強総理は現地時間18日午前、パースでアルバニージー豪首相と共に第7回中豪ビジネスCEO円卓会議に出席し、スピーチを行った。 中国とオーストラリアの商工会議所や企業のトップ約30人が出席した。新華社が伝えた。

李総理は「中国とオーストラリアの経済・貿易協力は、両国の包括的な戦略的パートナーシップの中に位置づけられ、包括的な視点と戦略的ビジョンから見定めることで、大勢をより良く把握する必要がある。中国とオーストラリアは互いの発展から利益を得ており、緊密な利益共同体だ。中国とオーストラリアは各々の強みによって経済を補完し合っており、自然なパートナーだ。中国とオーストラリアの協力は大きな将来性があり、産業チェーンとサプライチェーンを安定させ、経済成長を促進する重要なパワーだ。両国の企業家が在来分野の協力を強化し続け、新たな協力分野の拡大に力を入れ、人工知能（AI）、量子技術、生命科学など未来産業を積極的に配置し、中豪間の協力・ウィンウィンのパイを大きくすると同時に、中豪間の幅広い分野における交流や協力の推進に貢献することを希望する」と述べた。

アルバニージー首相は「現在、豪中関係は安定して良い方向へと向かい、両国のビジネス界は協力への熱意を高めている。オーストラリアは、経済・貿易、鉱物、イノベーション、産業・サプライチェーンの安定性の維持、気候変動対策などの分野で中国と協力を強化し、両国間の実務協力がさらに実り豊かな成果を挙げる後押しをしたいと考えている」と述べた。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年6月19日