ランニングが社交の新トレンドに 「シティラン」経済も活況
ランニングは中国人が大好きなスポーツで、今やますます流行する社交スタイルにもなり、観光やスポーツなど複数の産業の発展を牽引している。
台湾地区から来た呉雪さんはランニングの愛好者で、2016年に夫の仕事の関係で台湾地区から安徽省に来て生活するようになった。呉さんによると、マラソンは孤独なスポーツではなく、社交手段の1つだ。2年連続で黄山マラソンに参加し、参加するたびにたくさんの大陸部の友達ができたという。
検索してわかったのは、現時点で、「抖音(中国版TikTok)」では「ランニングおすすめスポット」関連のショート動画の再生回数が延べ25億6000万回、「マラソン」関連動画の再生回数は延べ405億回に達したことだ。
安徽大学社会・政治学院の王雲飛准教授は、「ランニングは一種の社交活動として、ランニングを通じて気のあう友人を見つけ、仲間への帰属感を味わうことがより重要だ。フライングディスクやサイクリングなどのトレーニング・スポーツと同じように、ランニングのチームやクラブなど各種組織が発足し、ランニング愛好者の規模が徐々に拡大している」と述べた。
安徽省の場合、11月もまだ半ばを過ぎないが、合肥、馬鞍山、黄山、阜陽、蚌埠などでマラソン、ランニング、家族ランニングなどのランニングイベントが相次いで開催された。各地の主催者はルートの設計を通じて、都市のシンボル的な景勝地をつないでいく。「シティラン(City Run)」はたくさんの人を引きつけている。「マラソン大会を走ったら、その都市が大好きになった」という。
ランニングスポーツが盛んになり、スポーツ用品やスポーツトレーニングなど関連産業の発展も促進された。スポーツ用品を販売する朱紅さんは、「簡単なランニング用品からハイテク製品まで、ランニングスポーツの流行は専門的なスポーツ用品に対する需要を生み出し、さまざまなシーンや機能をカバーするハードウェア製品は業者がしのぎを削る人気商品になった。中でもスマートウェアラブル製品は消費者の需要が高い」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年11月13日