【澳門祖国復帰25周年】数字で見る澳門の発展の成果

2024-12-09 17:05:00

澳門(マカオ)特別行政区の祖国復帰から今年で25年になる。この25年間で、澳門特区は経済が急速に成長し、生活水準が継続的に改善し、社会が調和と安定を保ち、発展の舞台がますます広がった。澳門特区はかつてない発展の奇跡を遂げ、澳門特区の特色ある「一国二制度」の実践の成功を世界に示した。

祖国復帰後の25年間で、澳門特区の陸地面積は「大きくなった」。復帰当初、澳門特区の陸地面積はわずか21.45平方キロメートルだったが、この25年間で中央政府が埋立地の造成を繰り返し承認し、さらに陸上境界を確定したことで、陸地面積は33.3平方キロメートルに拡大した。

祖国復帰前の澳門経済は、長い間マイナス成長を続けていた。1999年の澳門の域内総生産(GDP)は519億マカオ・パタカだったが、2023年には3795億マカオ・パタカに達した。

中央政府の力強い指導の下、澳門特区の経済は適度に多様な発展を加速し、産業構造が徐々に最適化され、「1+4」という産業発展方針を明確にした。「1」とは、世界的観光・レジャーセンターになるという目標・指示に従い、観光・レジャーの多様な発展を促進し、最適化された、ターゲットを絞った、力強い総合的観光・レジャー産業を築くことだ。「4」とは、「トータルヘルスケア」「現代金融」「ハイテク」「コンベンション・展示・商業・貿易・文化・スポーツ」の4つの重点産業の発展を後押しすることだ。

人口60万人余りの澳門特区は、年間延べ数千万人の観光客を受け入れている。1999年のインバウンド観光客は延べ744万人だったが、2023年には延べ2821万3000人になった。

経済の飛躍的発展に伴い、澳門市民の獲得感と幸福感も絶えず高まっている。2024年にフォーブス誌が発表した「最も裕福な国・地域ランキング」で、澳門特区は世界第2位、アジア第1位に選ばれた。

祖国復帰以来、澳門特区は全ライフサイクルと生活の各分野をカバーする民生保障システムを構築し、医療保障の水準も顕著に向上した。澳門市民の平均寿命は83.1歳(男性80.3歳、女性86歳)に達し、世界トップクラスだ。

澳門特区では幼児から高校までの15年間の無償教育が全面的に実施されており、教育福祉はアジアの他の国や地域を大きくリードしている。

澳門特区は世界遺産が最も集中する都市の一つであり、「澳門歴史地区」には中国や西洋の建築物が20以上あり、多様な文化が調和して共存している。

「一国二制度」によって、澳門特区は対外交流に独自の強みを持っている。中央政府の承認と支持の下で、澳門特区は120以上の国や地域と安定した経済・貿易・文化関係を築き、参加する国際組織・機関の数は190以上に増えた。すでに147の国や地域でビザ免除やアライバルビザを認められている。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年12月6日

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