中国、今後3年間で海外中医薬人材1300人を育成へ
「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国との伝統医薬品に関する国際協力を深めるため、中国は今後3年間で関係国の1300人の中医薬人材に対して特別研修を実施する。これは、7−9日に吉林省長春市で開催された第3回世界中医薬科技大会で明らかになったものだ。新華社が伝えた。
中医薬は国際協力の新興分野になりつつある。国家中医薬管理局の統計によると、中国はすでに40以上の外国政府、地域主管機関、国際機関と専門的な中医薬協力文書に調印し、一帯一路共同建設国で高品質中医薬海外センターを30ヶ所建設した。
国家中医薬管理局の余艶紅局長は大会で、「今後は主に鍼灸研究、薬用植物研究、伝統医学の科学的根拠に基づいた研究などの分野をめぐり、関連する国・地域、国際機関などと科学技術イノベーションの交流・実用化協力を実施し、伝統医薬品の科学研究レベルを高める。今後3年間で第1弾となる関係国の1300人の中医薬人材を育成し、中医薬文化の国際交流と継承を共に促進する計画だ」と述べた。
今大会のテーマは「新たな質で健康を牽引、科学技術で共に未来を築く」。20以上の国・地域の代表者が、中医薬科学技術イノベーションの推進や中医薬サービス能力の向上などの議題をめぐり交流した。
大会の会期中、2024長春国際医薬健康産業博覧会が同時開催された。来場者数は延べ10万人以上。多くのメーカーがスマート診療設備や正確中医薬調合システムなどの革新的な製品を携えて展示エリアで披露し、中医薬現代化の最新の成果を展示した。多くの海外バイヤーが商談を行った。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年12月10日