絶版木刻の伝承の場を訪ねて 雲南省普洱
2024-12-12 17:47:00
絶版木刻は伝統的な多色刷り木版画をベースにしながら新たに発展した版画の手法で、1980年代末に雲南省普洱(プーアル)市で生まれ、現在ではすでに中国の4大版画流派の1つとなっている。絶版木刻は1枚の版木に全ての色を付けて刷る一版多色刷りで、彫刻刀で彫りながら刷り上げ、徐々に版木が減っていくスタイルで作品を創作する。彫って刷るプロセスは版木を「壊す」プロセスでもあり、作品が完成するとその版木は再び使うことができない状態になるため、「絶版木刻」と呼ばれるようになった。新華網が伝えた。
ここ数年間、普洱市那柯里(ナカリ)村と普洱学院は雲南普洱学院那柯里絶版木刻教学実践拠点を共同で立ち上げ、学生と周辺地域の農民を対象に技術のトレーニングを行い、絶版木刻の伝承を目指すと同時に、人々の収入を増やし、農村振興をサポートしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年12月11日