中国の金メダル25個に!アジア冬季競技大会のメダル数最多記録を早くも更新
黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市で開催中の第9回アジア冬季競技大会。10日、中国勢は、金メダル6個を獲得し、中国の金メダル数が計21個となり、アジア冬季競技大会で中国が獲得した金メダル数がこの時点で早くも過去最多となった。新華社が報じた。
第1回から第8回までのアジア冬季競技大会の中国の金メダル数は、計94個となっている。1大会当たり最多は2007年長春大会の19個だった。今回は大会初日のうちに8個を獲得し、同大会で獲得した金メダル総数が一気に100個の大台を突破した。そして、9日には7個、10日には6個の金メダルを獲得し、今大会の金メダル数が21個に到達。この時点で1大会当たり最多数記録を塗り替えた。
10日までに中国が獲得した21個の金メダルのうち、12個は雪上競技となっており、同じく1大会当たり最多記録を塗り替えたことは注目に値する。これまでの最多記録は、長春大会の8個だった。
その他、中国が金メダルを獲得する種別も増えている。今大会では、10日までに8種別で金メダリストが誕生し、中国はそのうちの6種別で金メダルを獲得している。今大会から新競技として追加されたスキーマウンテニアリングを見ると、中国は男女スプリントのメダル6個を総なめした。
今大会における中国勢が勢いに乗っていることは、金メダル数だけでなく、メダル総数を見ても明らかだ。11日午後2時の時点で、中国は金メダル25個、銀メダル23個、銅メダル19個を獲得し、メダル総数は67個となっている。長春大会の61個を超えた。
今大会における中国勢の快進撃は、「当然の流れ」と言われている。なぜなら北京冬季五輪が開催されたことで、中国ではウィンタースポーツ人口が3億人に増え、大きなオリンピック・レガシーとなり、ウィンタースポーツやウィンター産業が急速に発展し続けているからだ。中国のウィンタースポーツ人口は増加の一途をたどっており、中国勢が各競技においてさらに多くのメダルを獲得するためのさらなる大きな原動力になるのと同時に、ウィンター産業により大きな市場が提供されるようになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年2月11日