キャンプ・ピクニックや屋外コンサートなどの消費シーンが「公園消費」を活性化

2025-04-21 17:04:00

春の訪れとともに、花が咲き誇る公園が人気のスポットになっている。人々は公園を散策すると同時に、キャンプや文化クリエイティブマーケットなどの消費シーンも楽しむようになっている。中国青年報社社会調査センターがこのほどアンケート調査プラットフォームの問巻網と合同で1342人を対象に行った調査によると、人々が公園を散策する際に体験することの多い消費シーンは、キャンプ・ピクニック(51.8%)、屋外コンサート・公演(46.6%)、文化クリエイティブマーケット(46.0%)だった。

中国人民大学3年生の郭瑞琪さんは、大学の植物研究サークル「草木有語博物学社」に所属し、ほぼ毎月1-2回は公園に出かけるほか、サークル仲間と一緒に森林公園や植物園にもよく足を運んでいる。昨年、国家植物園で行われた自然をテーマにした文化クリエイティブマーケットを訪れると、文化クリエイティブアイスクリーム、手書きの絵葉書、花の形のぬいぐるみなどが販売されていた。

湖南省邵陽市の00後(2000年代生まれ)の宋君菀さんは公園でのキャンプを体験した。テントに寝転がり、虫や鳥の鳴き声を聞きながら、テントの隙間から差し込む日差しを眺めていると、とても心地よく、まるで自分が大自然と一体になったような感じがしたという。

90後(1990年代生まれ)の宋宇さんはよく子どもを連れて公園に行くという。「ここ数年、公園は緑化が進んでおり、週末に子どもと行けば目にもいいし、体も鍛えられ、すばらしいアウトドア活動の場だ」と宋さん。

調査によると、その他の公園内での消費体験としては、アート展示(42.8%)、スポーツ教室(37.5%)、特色あるカフェなどの小規模店舗(35.9%)、親子学習イベント(18.9%)などがある。

調査では、回答者の44.1%が「現在の公園のクリエイティブな消費シーンが、経済を活性化している」との見方を示した。

今回の調査対象者の内訳は、男性が40.8%、女性が59.2%。年代別では、00後が13.3%、90後が46.3%、80後(1980年代生まれ)が30.6%、70後(1970年代生まれ)が8.7%、60後(1960年代生まれ)が1.1%だった。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年4月18日

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