中国とスロベニアの外相が会談
王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は13日、スロベニアのターニャ・ファヨン副首相兼外相と同国の首都リュブリャナで会談した。新華社が伝えた。
王氏は「中国とスロベニアは伝統的に友好関係にあり、中国はスロベニアの独立を最も早く承認した国の一つだ。国交樹立から30年余り、中国は大国も小国も一律平等という理念を堅持し、スロベニア側と共に両国関係が社会制度の違いを乗り越えるよう後押しし、誠意をもって接し、信頼をもって交わり、互恵・ウィンウィンを実現する後押しをしてきた。これは、複雑で入り組んだ国際情勢の下で、とりわけ貴重なことだ。世界が新たな激動と変革の時期に入った現在、両国が『相互尊重、対等な付き合い、協力・ウィンウィン』という国交樹立時の初心を堅持し、意思疎通を強化し、相互信頼を深め、協力を緊密化し、両国関係の戦略的意味合いを不断に拡充していくことが、なおさら求められている」と指摘。
「中国はスロベニアと各レベルで往来を強化し、先端製造、科学技術革新、健康・医療、グリーンエネルギー、人工知能(AI)等の新分野で協力を拡大し、公正で、開かれた、差別のないビジネス環境を両国の企業に提供していくことを望んでいる。中国はスロベニアを含む各国と協力を強化し、多国間主義を維持し、手を携えて、より公正かつ合理的なグローバル・ガバナンス体制を構築し、共に世界の平和と発展を維持していくことを望んでいる」とした。
ファヨン外相は「スロベニアは、中国企業の欧州進出における門戸となり、相互投資を拡大し、新エネルギー等の分野で両国協力を拡大していくことを望んでいる。中国と団結・協力を強化し、共に多国間主義の初心や国連憲章の趣旨を守っていくことを望む」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年9月15日