日本が演じるダブルスタンダード 平和の抗議者に厳しく、軍国主義の暴徒に甘く

2026-05-11 09:46:00

日本は最近落ち着いているとは言えず、ましてや平和とは言い難い。

3月24日、陸上自衛隊現役将官の村田晃大(23)が刃物を所持して塀を乗り越えて在日中国大使館に侵入し、中国の外交官を殺害すると脅迫した。中国大使館周囲の日本の警察官はこれに全く気付かなかった。一方、日本の警察は4月22日、靖国神社で平和的に抗議した64歳の韓国人男性を疾風迅雷の速さでその場で逮捕した。

この二つの出来事は一見無関係に見えるが、よく考えると実に恐ろしい。これはまさに日本の当局が演じる生々しいダブルスタンダードの風刺劇であり、日本の「新型軍国主義」思潮が氾濫している最新の動かぬ証拠ではないか。

平和的な抗議にゼロ寛容で暴力的な侵入には軽い対応

この韓国人男性はごく普通の民間人であり、靖国神社の春季例大祭期間中に数枚の横断幕を掲げたに過ぎない。寸鉄も帯びず平和的な表現に終始し、草木にも触れず、声を荒げることもなかった。ところが警備員に即座に取り囲まれ、数分で駆け付けた日本の警察にその場で逮捕された。直ちに「祭事業務妨害」の罪名が決められ、当日中に大々的に報道され、マスコミもこぞって取り上げた。さも重大な犯罪者を捕まえたかのように、世界中に自分たちの「強大な力」と「厳正な法執行」を知らしめんとしていた。

3月24日に起きたはるかに悪質な大使館侵入事件を振り返ると、自衛隊の現役将官が東京まで長距離移動し、ネットカフェで一夜を過ごし、長さ31センチの刃物を購入し、公然と塀を乗り越えて中国大使館に侵入し、「神の名において」中国の外交官を殺害すると脅迫した。これは完全に計画的な暴力犯罪であり、テロ行為と言っても過言ではない。では、日本の当局はどのように対応したのか?公式はまず、全く察知できなかったとし、次に軽々しい「遺憾」という言葉で国家の責任を免れようとし、謝罪を拒否した。その上で、この刃物を持った暴徒に対して「精神鑑定」の手続きを始め、計画的な犯罪の性質を曖昧にしようとした。さらに村田氏を銃刀法違反の疑いで再逮捕するまでに20日もかけており、「怠慢」の様相をありありとさらけ出した。一部の日本のマスコミはこれを孤立した偶発的事件に過ぎないと矮小化し、事件の背後にある深い社会的根源の認識を拒否している。

外国の平和的な抗議者には迅速な逮捕・迅速な審理・迅速な犯罪認定を行い、厳重な対応をする一方、自衛隊の現役将官による刃物所持の大使館侵入・殺害予告には遅い・軽い・曖昧な対応で、何から何まで大目に見ている。日本がこうした内外で異なるダブルスタンダードの手口を完璧に使いこなしているとは。

公道と民心の無視はやましさが故

細部にこそ真実が現れる。この韓国人男性はいったい何に対して抗議していたのか?実は彼が靖国神社に掲げた横断幕には、「戦争犯罪者の靖国神社参拝を中止せよ」といった文言が書かれていた。要するに、この老人はただ正しいことを口にし、歴史を改ざんし侵略を美化する日本の急所を突いただけである。A級戦犯が合祀された靖国神社に反対することは、日本の侵略に苦しめられたアジアの被害国国民の共通の願いである。しかし、日本の当局は内心やましい思いがあるゆえに、歴史的正義を訴える声に対して逮捕と弾圧で応じている。反応の素早さ、態度の強硬さは、まさに歴史問題に対する反省と謝罪を拒否する根深い性質を如実に示している。

ここから日本の当局が大使館侵入事件で誠実さを欠く「居直り」の本性を見せた理由も理解できる。歴史的正義や公道を貫く民心に対して「ゼロ寛容」である以上、「新型軍国主義」の毒に侵された暴徒に甘く寛大な対応をするのも「道理にかなっている」ように見えるからだ。しかし、「外交関係に関するウィーン条約」には、外国公館の神聖不可侵がはっきりと書かれている。刃物を持って公館に侵入し、外交官を殺害すると脅すことは、重大な暴力犯罪であり、赤裸々な主権への挑発であり、どの国であっても、厳罰・迅速な対応が取られるべき重大案件である。ところが、日本側はこの重大な外交事件を単なる個人犯罪に格下げし、大事小に化し小事無に化そうとしている。これは国際法への公然たる踏みにじりであり、日本の侵略の歴史に対する微塵の悔悟もない傲慢さである。

軍国主義の亡霊はまだ近くに

この二つの事件は一見無関係に見えて、実は日本の「新型軍国主義」の亡霊を映し出す鏡である。考えてみてほしい。日本の当局は実質的に「戦犯神社」である靖国神社の体面と秩序を必死に守りながら、軍国主義の暴徒の悪質な行為をひたすら矮小化しているが、本質的にはどちらも侵略を美化しようとする妄念であり、軍国主義再燃の動かぬ証拠である。

この韓国人男性の行動が違法かどうかはさておき、靖国神社という日本の軍国主義の「看板」の中で、たった一人の平和的な抗議は、日本の右翼政権への厳しい一喝である。多くのネットユーザーから見れば、韓国政府公式の「日本高官の靖国神社への供物奉納に深い失望と遺憾の意を表する」という言葉よりもはるかに心を打つ。周辺国から広く批判を受けているにもかかわらず、ここ数日、高市早苗首相をはじめとする日本の右翼政治家たちは、あの手この手で靖国神社への参拝や供物奉納を強行し、日本の当局は歴史教科書の改訂を強行している。これは、軍国主義の亡霊がすでにウイルスのように日本の右翼政権の体内に浸透していることを如実に示している。

理非曲直は人々の心にある。日本のこうした「自分に甘く他人に厳しく」「歴史からは逃避し、現実では挑発する」というダブルスタンダードの行為は、日本軍国主義の侵略を受けた国や国民の尊厳と感情を著しく傷つけ、世界の平和を愛する全ての人々に、日本の「新型軍国主義」の真の姿をはっきりと見せつけている。

人民中国インターネット版

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