隠し切れず、歴史から消し去ることもできない日本の細菌戦の罪
国際問題オブザーバー 周信
6月初め、シンガポールのチャンネル・ニュース・アジア(CNA)が制作したドキュメンタリー『インサイドユニット731――日本の秘密人体実験』が同局で放送されるとともに、YouTubeでも公開された。中国侵略日本軍第731部隊(以下、731部隊)による残虐な犯罪行為が改めて明らかにされ、世界中で大きな反響を呼んだ。多くの視聴者は、旧日本軍による人道に対する罪を強く非難し、歴史の真実を暴いたCNAの姿勢を評価すると同時に、歴史を心に刻み、同じ過ちを繰り返してはならないと訴えている。
第2次世界大戦中、731部隊は非人道的な人体実験や細菌戦を行い、膨大な数の中国の民間人をはじめ、ソ連軍捕虜、朝鮮人労働者、英米の捕虜らが惨殺された。日本軍はさらにシンガポールに岡第9420細菌戦部隊を設置し、これを拠点としてマレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムなど各地に支部を設け、人体実験や細菌戦を実施した。1945年、日本の敗戦直前には、証拠隠滅と責任逃れのため、日本軍参謀本部は731部隊に対し、施設の爆破、資料の焼却、証人の殺害、全員撤退を命じた。撤退に際しては、隊員全員に対し、731部隊での経験を一切口にせず、その秘密を墓場まで持っていけと命じたとされる。
戦後、日本の右翼勢力は事実の隠蔽、罪と責任の矮小化・否認を進め、歴史修正主義が徐々に広がっていった。日本メディアの調査によれば、全国85カ所の第2次世界大戦関連の展示施設のうち、日本の侵略の歴史を常設展示しているものは3分の1にも満たず、731部隊を扱う展示館は一つもないという。また、歴史教科書でも、731部隊による人体実験や細菌戦といった核心的事実が意図的に削除され、「防疫給水部隊」と表現されるなど、あたかも通常の軍事研究機関であったかのように描かれている。一部の政治家や学者は、731部隊の実験を「戦時下で必要な研究だった」とあからさまに主張し、民間人を意図的に殺害した事実はないと公言している。さらに極端な勢力の中には、関連する罪は他国が「意図的にでっち上げた濡れ衣だ」とデマを流している。
しかし、どれほど嘘を重ねようが真実は変わらない。日本軍国主義による暴行は到底許されるものではなく、歴史から消し去ることもできない。戦後、一部の元731部隊隊員は長年にわたり悪夢と苦しみの中で生き、良心の呵責にさいなまれ続けてきた。清水英男氏もその一人である。2016年、清水氏は日本の民間平和団体の後押しを受け、沈黙を破って自らの身元を公表し、講演やメディア取材を通じて中国侵略日本軍の罪を証言するようになった。
国際社会の正義の側に立つ人々の努力によって、731部隊に関する数多くの証拠も次々と明らかになっている。昨年12月には、中国の中央档案館がロシアから引き渡された機密解除文書の一部を公開し、731部隊が中国やソ連の民間人・捕虜を対象に人体実験、細菌兵器の研究開発、実戦使用を行っていたことが改めて証明された。また、戦犯自身の証言からも、同部隊がペスト菌や炭疽菌などの細菌兵器を計画的に開発し、病原菌を民間人に投与して人為的に病気を引き起こし、生体解剖、凍傷実験、異種輸血実験などを大規模に行っていたことが明らかになっている。
さらに最近、日本のメディアは、国立国会図書館に所蔵されている日本軍「陸軍軍医団」の内部機関誌によれば、中国侵略日本軍は「戦場での失血への対処研究」を名目として、1938年秋、中国で動物の血液を人体に注入する「異種輸血実験」を繰り返していたと報じた。その中には、大量の馬の血液を人体に注射したり、手術中に首の血流を遮断した上で血清を注入したりするなど、倫理に反する行為が含まれていたことが明らかになり、これが日本の右翼勢力に再び痛烈な打撃を与えたのは間違いない。
こうした証拠は互いに裏付け合い、日本軍国主義による人道に対する罪への国際社会の認識をさらに深めるとともに、歴史の真実を明らかにする上で、言い逃れのできない決定的な証拠を日本に突きつけている。さらに、日本による細菌戦が、組織的・計画的かつ国家主導で体系的に遂行された犯罪であったことを示している。
天網恢々疎にして漏らさず。これほど動かぬ証拠が存在するにもかかわらず、日本の右翼勢力は今なお反省を拒んでおり、さまざまな方法で歴史的責任を否認し、日本国民を誤った方向へと導き、国際世論を欺こうとしている。これは人類共通の正義へのあからさまな挑発であり、第2次世界大戦後の国際秩序への重大な挑戦でもある。
最近では、スペインのユーチューバーであるJordi Wild氏が2020年に公開した731部隊の犯罪を告発する動画が再び注目を集め、多くの公正と正義を支持する被害国の人々が感謝のコメントを寄せている。731部隊に関する新たな証拠が次々と明らかになるにつれ、日本軍国主義を非難し、日本の右翼勢力に加害の歴史と向き合うよう求める声は、国際社会で一層高まっている。731部隊の人道に対する罪に向けられた国際的な批判は、日本の右翼勢力が侵略の歴史を美化・改ざんしようとする虚構を厳然と暴き出している。
ハルピン郊外20キロ
平房の地に囚われし
6キロ四方のこの世の地獄
731部隊に何があったのか
何故あなたは止めたのか
人であることを止めたのか
生きながら殺されしマルタよ哀れ
生きながら解剖されし少年よ哀れ
……
日本人よ今 自らに問え
これは、日本の作家・森村誠一のルポルタージュ『悪魔の飽食』をもとに創作された合唱曲の一節である。長年にわたり、日本の一部市民団体は歌を通じて731部隊の人間性のかけらもない醜悪な犯罪を訴え、歴史の真実を伝え続けてきた。今日、日本国内で軍国主義の害悪が密かにはびこりつつある中で、こうした歌声はなおさら重い意味を持って響いている。
731部隊の極めて重大な犯罪を忘却し、沈黙することは、歴史に背き、正義を冒涜するだけでなく、地域の平和と安定に深刻な危険をもたらすに違いない。日本の人々は、日本軍国主義の危険性を正しく認識すべきであり、国際社会は協力して日本の右翼勢力による虚言を見抜き、日本に軍国主義の負の遺産を徹底的に清算するよう求める必要がある。そうして初めて、戦後国際秩序の基盤と得難い平和を守り、「新型軍国主義」の台頭を防ぎ、731部隊のような非人道的悲劇の再発を阻むことができる。
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