北京地下鉄ユニバーサルスタジオ駅の主体工事完了、改札機は400台以上

2018-05-25 13:46:51

 

北京市通州区はこのほど、通州文化観光区の北京ユニバーサルスタジオリゾート建設プロジェクトのうち、中鉄二局工程有限公司が建設を担当するユニバーサルスタジオ地下鉄駅の主体工事が22日に無事完了したことを明らかにした。これにより、駅主体構造の建設における実質的なブレイクスルーが得られ、これに続く鉄骨構造カーテンウォール外装各工事に進み、来年末までに地下鉄7号線東延伸工事の竣工試運転実現のための基盤が確立したといえる。地下鉄駅には、客流を分散させるために4ヶ所の出入口が設けられ、計400台以上の改札機が設置されており、1時間あたり4万人の乗客への対応が可能となる。北京青年報が伝えた。

地下鉄ユニバーサルスタジオ駅は、地下鉄7号線東延伸線と八通線南延伸線の2路線が並走する乗換駅で、将来のテーマパークへの主要な玄関ともなる。ユニバーサルスタジオ立体交通中枢の市政交通インフラ施設として、同駅の主な役割は、2020年に完成するユニバーサルスタジオに対する直接的なサービスを提供することだ。駅完成後は、ユニバーサルスタジオの交通保障力を高めるだけではなく、金融街やCBD(中心業務地区)などの重点機能区や北京都市副センターの高速軌道交通連結を強化に一役買うと期待されている。

地下鉄ユニバーサルスタジオ駅の主体工事が完成したことは、鉄筋コンクリート工事が完了したことを意味している。だが、同駅が竣工したわけではなく、今後は、鉄骨構造の施工やカーテンウォールなど一連の工事が控えている。

地下鉄7号線東延伸線は、朝陽通州の2区に敷設され、北京市街地南部を東西方向に貫く需要な幹線となり、焦化廠駅から東に99区間が設けられる計画。現時点で、5駅の主体工事が完成しており、1区間が貫通している。7号線東延伸線は、来年年末に開通のための基礎が確立する見込みで、これによりユニバーサルスタジオ開園に向けた準備が大きく前進する。

 

「人民網日本語版」 2018525

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