今年の「春運」、鉄道の旅客輸送量は4億4000万人に

2020-01-10 11:01:41

 

中国の鉄道網は、今年の「春運」(春節前後の帰省Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)中の約44000万人の旅客輸送に対応するため、運行を加速している。中国国家鉄路集団有限公司は、今年110日から218日の春運期間中、全国鉄道の旅客輸送量は1日平均1100万人にのぼると予想した。昨年の41000万人と比べると8%増になる見通し。7日付香港紙『南華早報』が伝えた。

今年の春運の旅客輸送に対応するため、中国鉄道部門は春節前に旅客列車を15275往復に追加する。20191212日に鉄道春運切符の販売が始まってから202012日まで、3900万枚が販売されている。鉄道部門は顔認証設備を導入する高速鉄道駅で、旅客の身分証もしくは紙製ではないデジタル切符による改札通過を認めている。鉄道部門はデジタル切符をすべての高速鉄道駅に普及させる計画を発表した。広州市と深セン市の一部の駅はさらに切符購入の簡略化の措置を講じている。旅客が終点駅を離れる際に、顔認証技術により微信(WeChat)アカウントから乗車料金を直接引き落とす。

中国は巨額の投資により鉄道網を大幅に拡大した。これにより多くの人が過疎地に赴くための時間を大幅に短縮した。彼ら以前、移動するだけで数日の時間を費やしていた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」202018

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