長江経済ベルト11省・市の今年の造林面積が約103万ヘクタールに

2022-09-22 16:04:13

2022年・長江保護と発展フォーラムが21日に開かれ、長江経済ベルトに属する11省・市の今年の造林面積が1546万ムー(約103万666ヘクタール)に達し、石漠化(土壌流出により岩石が露出する現象)した土地の面積が2016年と比べて4233万ムー(約282万2000ヘクタール)、土壌侵食面積が7095万ムー(約473万ヘクタール)減少したことが明らかになった。また、放牧が禁止されている土地や草畜平衡(地方政府が算出した牧養力を根拠として提示される家畜密度以上で家畜を飼養することを禁じる規定)が実施されている土地の面積は3億8700万ムー(約2580万ヘクタール)に達し、国家森林都市が91ヶ所設置され、長江経済ベルトには美しい「緑」の景色が広がるようになっている。新華社が報じた。

中国は長江沿いの省・市が自然保護地の最適化案を集約するようリードし、長江経済ベルトの重点エリアにある国際的に重要な湿地と中国にとって重要な湿地を全国湿地保護計画に組み込むなど、長江流域で自然保護地体系を科学的に構築することで、中華文明の「発祥地」を保護している。

また、中国は長江流域における野生動植物の保護も強化している。例えば、日常的な監督・管理を強化するほか、渡り鳥の保護計画やそれを妨害する動きを撲滅する計画を実施したりしている。こうした取り組みが功を奏し、ジャイアントパンダやトキといった絶滅が懸念される貴重な動物の個体数が大幅に増加し、長江流域の生物多様性が回復し続けている。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年9月22日

関連文章