「南水北調」で送られた水の量が10年で680億立方メートルに 北京・天津に100億立方メートル以上
2024-11-05 16:53:00
中国水利部(省)や中国南水北調集団によると、「南水北調」(南方地域の水を北方地域に送り水不足を解消するプロジェクト)中ルートの一期プロジェクトでは、2023—24年度(2023年11月1日—2024年10月31日)の運用が完了し、北方地域へと送られた水の量は10月31日の時点で83億3700万立方メートルに達し、年間計画の118%に達した。2014年に同プロジェクトの運用が始まって以来、この10年の間に送られた水の量は680億立方メートルを超えた。うち、生態環境修復・保全のために利用された水の量は106億3700万立方メートルに達した。同プロジェクトでは、北京市や天津市にそれぞれ累計100億立方メートル以上の水が送り込まれた。同プロジェクトで送られた水は現時点で、北京の中心部に供給されている水の70%以上を占めている。天津市の中心部の水は全て同プロジェクトによるもので、沿線の省・市への安定した水の供給が力強く確保されている。
「南水北調」中ルート一期プロジェクトでは、11月1日から「2024—25年度」の運用がスタートした。北京市や天津市、河北省、河南省に、合わせて69億9500万立方メートルの水が送り込まれる計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年11月4日