中欧日韓の専門家が6G規格を展望「グローバル協力とAIの推進が必要」
中国工程院の鄔賀銓院士は上海市で13日、「将来、6G端末は多様化し、その端末数は携帯端末を遥かに上回る」と述べた。中国IMT-2030(6G)推進チーム、中国通信学会、中国情報通信研究院が共催する2024グローバル6G発展大会が同日、上海で開幕した。
6G-IAのコリン・ウィルコック理事会議長は欧州の6Gの進展について説明し、グローバル協力の重要性を強調し、「6Gの統一的な規格を設定できる国もしくは地域は現在のところ一つも存在しない。これにはグローバル協力が必要だ」と述べた。
6Gフォーラムのチャン・チョンヒ実行委員長は、「6Gの発展には、行政の推進、テクノロジーの発展、需要の促進という3つの推進力がある」と述べた。同氏は現場で、韓国のここ数年の6G研究開発計画を紹介し、6Gの早期商用化に期待を寄せた。
日本のXGモバイル推進フォーラム(XGMF)の西岡誠治事務局長はリモート出席し、「XGMFは技術開発とビジネス創出という2つの目標に専念している。世界の6Gエコシステムでより重要な役割を担い、国際協力のためのしっかり基礎を固めたい」と述べた。
また人工知能(AI)も6G発展を検討する業界のキーワードだ。中国情報通信研究院の王志勤副院長は、「AIと通信の融合は6G発展全体の基調になる。6Gネットワークは接続を超越する特性を持ち、計算、データ、感知、AIをさらに融合させる」と指摘した。華為(ファーウェイ)無線の童文CTO(最高技術責任者)は、「6GはAIにとって非常に重要なインターフェースだ」との見方を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年11月15日