中国の年間宅配取扱個数が初めて1500億個の大台突破

2024-11-19 17:05:00

中国国家郵政局郵政業安全センター・中国宅配便ビッグデータプラットフォームの大型ディスプレイでは、宅配便取扱個数がカウントされており、その数字が今月17日午後4時29分に、「150000000000」となった。人民日報が報じた。

それと時を同じくして、同センターから1千キロ以上離れた甘粛省天水市では、ECプラットフォーム「拼多多」で受注され、重慶に輸送されるリンゴ1ケースが、宅配物流会社・極兔速逓(J&T Express)のスタッフによって集荷されていた。そしてこれが今年の1500億個目の宅配便となった。中国の年間宅配便個数が1500億個の大台を突破したのは初めてのことで、過去最多記録を塗り替えた。

受け取られた宅配便は一人当たり年間100個以上、取り扱われた宅配便は1秒当たり平均5400個以上、取扱個数は1日当たり最多7億2900万個以上といったように、中国の宅配業界は今年も、質の高い発展を続け、その効率も高まり続けている。

1500億個到達の背後には、よりバランスの取れた地域開発構造がある。新疆維吾爾(ウイグル)自治区昌吉回族自治州のスイカの種や、西蔵(チベット)自治区林芝(ニンティ)市のヤクの肉、陝西省周至県のキウイフルーツなど、中国中・西部の特色ある特産品が、宅配便ネットワークを通して、効率良く、中国各地の各家庭へと送り届けられている。中・西部の宅配便取扱個数が全体に占める割合は今年、高まり続けており、その増加幅は全国平均水準を上回っている。

国家郵政局の関係責任者は、「宅配市場の急速な発展は、中・西部エリアのオンライン消費需要拡大において積極的な役割を果たしているほか、経済の回復という良い流れを強化・増強する上で、下支えを提供している」と説明している。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年11月19日

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