第12回ワールドゲームズの選手村が3日に開村 中華文化や中医学体験できるエリアも

2025-08-05 17:10:00

2025年第12回ワールドゲームズ(成都ワールドゲームズ)が今月7日に開幕するのを前に、選手村が3日に開村した。初日には約500人が入村した。各国・地域の代表団が宿泊し、リラックスする場となる選手村には、中医学理学療法センターや文化活動エリア、商業・リクリエーション施設などが設置されており、各国・地域の代表団の多様なニーズを満たすことができるようになっている。中国新聞社が伝えた。

成都ワールドゲームズの選手村に入村する外国人選手(8月3日撮影・安源)。

選手村は8月3日から18日まで運用され、選手ら約7000人が入村することになっている。

選手村内には、選手や役員が利用するレストラン、登録センター、選手用サービスセンター、医務室、中医学理学療法センター、トレーニングジム、入村者向けサービスセンター、ベビールーム、体重測定センター、縫製センター、競技会議室、ドーピング検査室、アンチ・ドーピング教育普及センター、文化活動エリアなどが設置され、宿泊、飲食、選手向けサービス、登録、競技、文化、商業・レクリエーション、物流、決済といったサービス保障機能が揃っている。

選手村でマッサージを体験する選手(8月3日撮影・安源)。

中医学理学療法センターでは、鍼灸・マッサージや中医学骨傷・リハビリ医学などの専門医約10人が、成都ワールドゲームズ開催期間中、選手に中医学医療サービスを提供するほか、中医薬の文化や知恵を紹介することになっている。

その他、成都ワールドゲームズ開催期間中、選手村において、中華の優れた伝統文化や中国の無形文化遺産の技術を体験できるイベントのほか、中国語教室「漢語橋」も開設される。そして、書画や武術、漢服といった中華の優れた伝統文化のほか、四川省の刺繍「蜀繍」、縄編み、皮影(影絵)といった8つの中国無形文化遺産の制作技術を体験したり、交流しながら中国語を学んだりして、各国の選手らが中華の優れた伝統文化の魅力を存分に感じることができるようになっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年8月4日

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