上海協力機構加盟国、手を携えてより素晴らしい「デジタル未来」へ
習近平国家主席は2020年11月、上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第20回会議で、「新たな科学技術革命と産業変革の機会を捉え、デジタル経済、電子商取引(EC)、人工知能(AI)、スマートシティーなどの分野で協力を強化する必要がある。デジタル技術において、中国はシステムソリューションを提供することで、各国の特性に応じた技術・産業変革を支援し、『デジタル格差』を埋めるために重要な貢献を果たしてきた」と述べた。人民日報が伝えた。
カザフスタンの魯班工房にあるスマートコネクテッド訓練エリアでは、タブレット端末を数回操作するだけで、砂盤に置かれた模擬無人運転車両が道路を走行し、信号機の指示に従って作業を進める。中国側が提供した技術設備を活用し、東カザフスタン技術大学は同国で初めてスマート交通の授業を開講した。スマート交通技術は、現地の大都市の交通渋滞緩和に寄与すると期待されている。
現在、中国はSCO加盟国で10カ所の魯班工房を建設し、AI、ビッグデータ、ブロックチェーン、クラウドコンピューティング、5Gなどをカバーするデジタル技術人材育成コースを開設している。カザフスタンのサヤサト・ヌルベク科学高等教育相は、「今後さらに他都市でも魯班工房の成功経験を広め、AI、コンピューター、工学などの分野でカザフスタンと中国の協力を拡大していく」との考えを示した。
SCOのデジタル協力はAI、IoT(モノのインターネット)、ブロックチェーンなどの技術分野に及び、各国は革新的成果や技術応用を共有し、加盟国のデジタル革新力を高めるとともに、工業、交通、農業、医療、教育、エネルギーなどの分野におけるデジタル技術の幅広い活用を推進し、「SCO幸福ネットワーク」を築き上げている。
5G遠隔ロボット手術、オンライン診療、AI診断……。デジタルヘルスは、SCOデジタル協力の重要分野となっている。今年8月13日、西安中医脳病病院の国際部遠隔医療センターでは、中国とカザフスタンの専門家チームがロシアから来た4歳の患児ティモフィ君の国境を越えた遠隔共同診療を実施した。専門家チームは患児の現在の診断・評価結果を詳細に分析した上で、中医学と西洋医学の理論と現代リハビリ技術を融合した総合的な治療提案を行った。同病院は「インターネット+中医薬」の国際スマート病院プラットフォームを構築することにより、中医薬の特色を持つインターネットサービスを模索し、ロシア、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンなどの国々に遠隔共同診療サービスを提供している。
天山山脈を横断する光ファイバーネットワークから、ユーラシア全域を結ぶ越境ECプラットフォーム、インターネット遠隔医療、データ共有メカニズムに至るまで、デジタル技術はSCO加盟国の心をつなぎ、共通の繁栄を促進する架け橋となりつつある。今後、SCOはさらに多くの革新的プロジェクトの実現を推進し、手を携えてより素晴らしい「デジタル未来」へ歩みを進めていく。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年8月28日