【第20回党大会第1回記者会見】中国経済は今年も全体として回復発展の情勢が続く
10月17日午前、中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)プレスセンターは第1回記者会見を行なった。新発展理念を徹底し、新発展構造を構築し、質の高い発展を推進して、中国式現代化による中華民族の偉大な復興を全面的に推進することに関する状況を説明するとともに、記者からの質問に答えた。
国家発展改革委員会の党組織メンバーで副主任の趙辰昕氏の説明によると、年初以来、中国経済は月ごとの変動はあるが、全体として回復発展の情勢が続いている。今年は、特に3月、4月と7月には、外部環境、新型コロナウイルス感染症、異常気象などの予想を超えた要因の影響を受けて、中国経済は月ごとに変動した。効率の高い統一的な感染症対策と経済社会発展の各取り組みが着実に推進されるのに伴って、経済安定の包括的政策が持続的に力を発揮し、後続の政策が果断に実行され、工業、サービス業、投資、消費などの主要経済指標がいずれも回復を続け、全体として回復発展の情勢を維持したという。
開放協力は歴史的な潮流 互恵・ウィンウィンが人心の向かうところ
趙氏の説明によると、経済グローバル化の潮流は不可逆的であり、いかなる国もドアを閉めて建設を行なうことはできず、中国も早くから世界経済と国際システムと深く融合し、世界の多くの国の産業と関わり、相互依存度が高く、国内需要と海外需要のマーケット自体が相互に依存し合い、相互に促進し合っている。世界は相互に閉鎖し合い、お互いが切り離された状態に戻ることは決してなく、開放協力が引き続き歴史の潮流であり、互恵・ウィンウィンが引き続き人心の向かうところだという。
高い水準の対外開放を推進 外資の積極的な役割を発揮
趙氏の説明によると、年初以来、世界で感染症がリバウンドしたり長引いたりし、国際情勢は複雑で厳しく、国境を越えた投資が冷え込むという全体的な背景の中で、中国の外資導入は何重もの困難を克服し、安定の中での増加、安定の中での質向上という大きな成果を実現した。多国籍企業は中国への投資に信頼感を抱き、中国市場は長期的に見通しが明るいと考えている。現在、中国経済は急速成長の段階から質の高い発展の段階へ転換した。中国の外資導入は新たな情勢に直面してもいる。中国は関係各方面とともに高い水準の対外開放を推進し、外資導入の政策への力の入れ具合を強め、外資が持つ質の高い発展を促進し、国内と国際的な2つの循環「双循環」をスムーズにする積極的な役割をよりよく発揮させるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年10月18日