中日友好の先達から学ぶ
2022-09-13 15:41:40
文、写真=王朝陽
9月8日から12日にかけて、周恩来をはじめ中日友好に尽力した人々の軌跡を追う「周恩来と日本―日中国交正常化に貢献した人々」が、日中友好会館美術館で開催された。展示された写真は、実行委員会のメンバーや周恩来氏とゆかりのある団体や個人から貸与されたもので、貴重な秘蔵写真もお目見えした。
会期中は、周恩来と中日国交正常化に貢献した人々をテーマにした講演会も開催され、西園寺一晃や木村興治各氏など、国交回復前の1950年代から中日民間外交を目の当たりにした人々が登壇、来場者に激動の時代を生き生きと伝えた。
日中協会の瀬野清水理事長は、「正常化に貢献した人々全てを網羅することは難しいが、その中心にはいつも周恩来総理がいて、様々な節目を影で支えてきた」と、開催の主旨を語り、あいさつに登壇した日中友好会館の黄星原中国代表理事は、「中国には“饮水不忘挖井人”ということわざがある。この展示が中日友好の発展につながってほしい」と願った。