フランス人が抗日戦争の写真を中国に寄贈 在仏中国大使館で引渡式
2025-08-06 16:18:00
在仏中国大使館は4日、フランス人のマルクス・デトレーズ氏による抗日戦争の歴史に関する写真の対中寄贈を受けて引渡式を行った。新華社が伝えた。
陳棟公使がデトレーズ氏らと面会し、上海淞滬抗日戦争記念館からの寄贈証書や感謝状を手渡した。デトレーズ氏は、祖父ロジェ・ピエール・ローレンス氏が生前に収集した618枚の写真を上海淞滬抗日戦争記念館に無償で寄贈した。
鑑定の結果、写真はいずれもゼラチンシルバープリント方式による白黒印画紙であり、1930年代から1950年代にかけて現像されたものだった。特に淞滬会戦に関する写真は数が多く、アングルも多様であり、すでに上海淞滬抗日戦争記念館により永久保存資料として所蔵されている。これらの写真は、中国侵略日本軍による中国民衆への公然たる虐殺という途方もない大罪をありのままに記録しており、中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争の研究をさらに進めるうえで、史料的価値を有する。
デトレーズ氏は記者の取材を受け、「これらの写真は私の家族のものであるだけでなく、それ以上に歴史の記録だ。これらの写真を寄贈することで、西側のより多くの人々、特に若者が当時の歴史を知るようになってほしい」と語った。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年8月6日