杭州アジア大会の外国人選手が卸売市場巡り 欲しいものを直接購入
第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)が大いに盛り上がりを見せる中、開幕前に外国人選手が爆買いをする様子の動画が話題になり、検索トレンド入りした。
動画を見ると、身長185cm以上の選手達が杭州市の地元の人によく知られた卸売と小売を兼ねている市場である銭江小商品市場と杭州四季青服装市場を訪れ、慣れた様子で値段交渉をし、商品を購入していた。中にはスーツケース持参で大量に買いあさる選手もおり、まさしく郷に入れば郷に従えだ。
外国人選手が地元の卸売市場を探し当てたことに、多くのネットユーザーが驚きを隠せずにいる。
銭江小商品市場は、杭州の人々になじみ深い何でもありの市場で、衣類、雑貨、食品、寝具などさまざまな商品を取り扱っている。
男女用ビジネスウェアを販売する店主の呉さんは、「市場の管理者はSNSのグループに通訳ソフトのQRコードが送られてきて、業者が自分でダウンロードできる」とした。呉さんは、また「通訳ソフトを使わなくても、外国人選手は英語を話せば、こっちはわかればうなずく。電卓を出してこちらの値段を打ち込むと、向こうも値切ってきて、妥当な価格ならそれで交渉は成立だ」と話した。
別の店でキルギスの選手が服を2枚買っていた。店主の崔さんは、「これまでも市場に外国人客はいたが、留学生と働いている人が大半で、みんな中国語を話せた。今買い物に来る外国人選手は全部英語でやりとりするが、とてもスムーズだ。自分は基本的な英単語はわかるし、値段を電卓で表示すれば、取引は成立する。選手達は買い物でコストパフォーマンスも重視し、値段が手頃で、試着してぴったりくれば購入する」と話した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年9月25日