各国の貴賓が杭州で無形文化遺産を鑑賞
習近平国家主席夫妻は23日昼、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)開会式に出席するために来中した各国の貴賓の歓迎レセプションを催した。レセプションの前に、各国の貴賓は無形文化遺産の展示を鑑賞した。新華社が伝えた。
【東陽木彫】
「東陽木彫」は浮彫中心の彫刻芸術。豊富な構図と表現内容を持ち、浮彫がはっきりとしていながら、平面性を適度に保ち、「以小観大」(小をもって大を見る)芸術効果を備えている。「東陽木彫」は2006年に国家級無形文化遺産保護リストに登録された。
「東陽木彫」を鑑賞するクウェートのミシュアル皇太子(撮影・黄敬文)
【十竹斎木版水印】
「木版水印」は絵画、彫刻、印刷を一体化し、水墨浸透の原理により筆致と墨調を表現するもので、その特徴を活かした芸術作品の創作に用いることができると同時に、中国書画の逸品を実物そっくりに複製することもできる。「十竹斎木版水印技術」は2014年に国家級無形文化遺産代表的項目リストに登録された。
「木版水印」の制作を体験する国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長(撮影・黄敬文)
【「王星記」扇子】
「王星記」扇子の制作技術は長い歴史を持つ杭州扇子の生産技術を受け継ぎいでおり、全て天然の材料と手作業で制作される。金泥、書画、彫刻、象眼、切り紙細工の技術を合わせた装飾が施され、工芸美術の逸品となる。「王星記」扇子制作技術は2008年に国家級無形文化遺産リストに登録された。
扇子の制作を鑑賞するカンボジアのシハモニ国王(撮影・黄敬文)
【浙派古琴芸術】
「浙派古琴芸術」は「微、妙、円、通」の音色を追求し、「清、微、淡、遠」の芸術的境地に達している。「浙派古琴芸術」は2008年に国家無形文化遺産保護リストに登録された。
古琴を弾く東ティモールのシャナナ・グスマン首相(撮影・黄敬文)
【杭繍】
「杭繍」は刺繍技術において、蘇、湘、蜀、粤の四大刺繍の長所を吸収・融合し、多くの変化を経て、独自のスタイルを築き上げた。「杭繍」は2009年に浙江省無形文化遺産代表的項目リストに登録された。(編集NA)
「杭繍」の展示を鑑賞するシリアのアサド大統領夫妻(撮影・黄敬文)
「人民網日本語版」2023年9月25日