杭州アジア競技大会が残り1日となった。このアジア全体のスポーツの祭典は間もなく閉幕を迎える。杭州は「グリーン、スマート、倹約、文明」のパーフェクトなアジア競技大会により招致時の約束を果たした。聖火がゆっくり消える時、大会はアジアひいては全世界に美しい記憶と名残惜しさを残すことだろう。

　わずか半月余りの間、杭州アジア競技大会はサプライズ満載の開幕式、精一杯戦う感動と協力の黙契、至る所にあるスマートな技術、それから熱意あふれる行き届いたサービスをもたらした。どの角度から見ても、これは種目数が最多の、参加者が最多の、大会の組織の難易度が最も高いアジア競技大会で、いずれも大きな成功を手にした。

　杭州は中国で最も活力ある都市の一つで、アジア各国からの来賓に中国の開放と活力を示し、友好と意思疎通の橋を架けた。例えば陸上男子1500メートル決勝戦の終了後、中日韓の選手が健闘を称え合い退場するシーンは多くのメディアから撮影され、中国のSNSで無数の「いいね」を集めた。競争により相手から学び、競争を通じ団結と友好を促進する。これはスポーツ精神の真髄であり、人と人、国と国の付き合い方でもある。杭州アジア競技大会では激しい戦いが演じられたが、それよりも多くの尊重と抱擁があった。これらがもたらす感動はスポーツそのものを超越する。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年10月8日