中共中央・国務院がこのほど通達した「デジタル中国建設全体の展開計画」（以下、「計画」）は、「デジタル中国建設は、デジタル時代において、中国式現代化を推進するための重要な牽引力で、国の競争力、新たな優位性を構築するための力強い下支えとなる。デジタル中国建設を加速させることは、社会主義現代化国家の全面的建設、中華民族の偉大な復興の全面的推進のうえで、重要な意義を備え、深い影響を与える」としている。

「計画」によると、デジタル中国建設は、「2522（デジタルインフラ・データ資源体系の『2大基礎』の打ち固め、デジタル技術と経済、政治、文化、社会、生態文明建設を深く融合させた『五位一体』の推進、デジタル技術革新体系・デジタルセキュリティバリアの『2大能力』の強化、デジタル化発展の国内と世界の『2つの環境』の最適化）」の全体的な枠組みに基づいて展開される。

「計画」は、2025年に、縦と横が連携し、調和が取れ、強力な一体化推進構造をほぼ完成させ、デジタル中国建設が重要な進展を遂げるようにすることを目標としている。また、2035年に、世界上位レベルのデジタル化発展水準を達成し、デジタル中国建設が重要な成果を挙げることを目標としている。デジタル中国建設の体系的展開は、より科学的で完全なものになり、経済や政治、文化、社会、生態文明建設といった各分野のデジタル化発展の調和がより強化され、社会主義現代化国家の全面建設に強力な下支えとなると期待されている。（編集KN）

「人民網日本語版」2023年2月28日