王毅氏が林芳正外相と会談、「日本は内外の妨害を排除し中国と向き合って進むべき」

2023-02-20 16:38:00

王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)はドイツ現地時間18日、ミュンヘン安全保障会議に出席した際、日本の林芳正外相と会談した。新華社が伝えた。

王氏は「中日は一衣帯水の隣国であり、歴史を鑑として未来を切り開くことが両国の正しい付き合いの道だ。日本は『両国はパートナーであり、互いに脅威とならず、建設的な日中関係を発展させるよう努力する』としている。日本側がこうした態度表明を実行に移すことを希望する。今年は中日平和友好条約締結45周年に当たる。日本側がこれを契機に、経験と教訓を総括し、国内外の妨害を排除し、中国側と向き合って進み、中日関係が正しい軌道上で安定的に前進していけるようにするべきだ。一国主義やデカップリング、産業チェーン・サプライチェーンの分断はどちらの利益にもならない。日本は情勢をはっきりと認識し、自主独立的な選択をするべきだ」と指摘。

また、「福島原発汚染水の海洋放出は海洋環境と各国の人々の健康に関わる。日本側は慎重に処理しなければならず、周辺国や隣国などステークホルダーや国際機関と十分な協議を行う前に、原発汚染水の海洋放出を勝手に始めるべきではない」と強調した。

林外相は「昨年双方は共に国交正常化50周年を祝った。今年は日中平和友好条約締結45周年に当たる。日本側は中国側とともに、各レベルの意思疎通と対話を強化し、経済・貿易や青少年交流などの分野における協力を強化し、両国の指導者が達した重要な共通認識をしっかりと実行に移していきたい」とした。(編集AK)

「人民網日本語版」2023年2月20日

 

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