秦剛外交部長の全国両会「デビュー」、記者会見で中国外交の様々な一面を示す

2023-03-08 17:05:00

全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)で中国外交部長(外相)による記者会見が7日に北京で行われ、中国外交の「今年の動きを示す声」が世界に伝えられた。中国の外交政策を知るための窓として、外相記者会見は毎年非常に注目されている。今回は新たに外交部長に就任した秦部長の両会「デビュー」であり、外部の注目は一層高いものとなった。中国新聞社が伝えた。

記者会見の冒頭から、秦部長は「現在の世界は百年間なかった大きな変局に差し掛かっている。中国は自主独立の平和外交政策を揺るぎなく実行し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を断固として堅持し、常に世界平和の建設者、世界の発展への貢献者、国際秩序の擁護者であり続けてきた」と語った。

秦部長は続いて首脳外交や大国間関係、紛争問題、国際ガバナンスなどについて1つ1つ質問に答え、中国の外交政策を詳しく説明すると同時に、中国外交の様々な一面を示した。秦部長の会見には、「台湾問題は中国の内政で、いかなる外国の干渉も許さない」という中国外交の国益を守る断固たる一面もあれば、ウクライナ危機について「『見えざる手』が紛争を長引かせ、エスカレートさせているように見える」という中国外交の「芸術的表現」も見られた。

14人の記者からの質問に回答した約2時間の記者会見で、中国外交と中国のイメージがより立体的で明確に示された。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年3月8日

 

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