中国の科学技術進歩寄与率、過去5年間で60%以上に向上

2023-03-07 17:02:00

第14期全国人民代表大会(全人代)第1回会議が5日、盛大に開幕した。李克強総理は政府活動報告の中で、過去5年間で科学技術進歩寄与率が60%以上に向上したと述べた。科学技術進歩寄与度は、科学技術が経済・社会の発展を支える全体的効果を反映している。この数字は実に人々の心を奮い立たせるものとなる。科技日報が伝えた。

60%の裏には、中国の科学研究費の安定的な増加がある。中国の2022年の社会全体の研究開発総投資額は2012年の3倍となる3億900万元(1元は約19.6円)で、世界2位となった。60%の裏には、科学技術の成果がより豊富に得られるようになったことがある。中国の国際科学技術論文数と高被引用論文数はいずれも世界2位で、国内の発明特許取得件数は長年連続で世界一を維持している。60%の裏には、基礎研究と重要中核技術の研究開発の新たな進展だ。例えば政府活動報告が列挙したように、有人宇宙飛行、月・火星探査、深海・深地球探査、スーパーコンピューター、衛星測位、量子情報、原子力発電技術、大型飛行機製造、人工知能(AI)などの分野の革新的な成果が続出した。60%の裏には、質の高い発展の巨大な原動力で、科学技術体制改革の深化が掘り起こした第一生産力が秘めた大きなポテンシャルだ。

科学技術進歩寄与率を重視するのは、質の高い発展を推進する基礎的・戦略的なサポートとしての科学技術を強化する必然的な要求だ。科学技術イノベーションの原動力と活力の強化及び科学技術と経済の質の高い連携・発展にプラスとなる。科学技術イノベーションは産業の最適化・高度化に新たな原動力を与えている。特に5G、インダストリアルインターネット、AIなどの新世代情報技術は従来型産業と深く融合し、新たなイノベーションが生まれている。中国の高速列車、第3世代原発、新エネ車、TikTokショート動画の海外進出など、ハイテクに支えられた中国製品は世界市場での高い競争力を示している。

現状に満足することなくさらなるレベルアップを目指すべきだ。将来を見通せば、科学技術イノベーションは今後、より強い原動力を持ち、より大きな貢献を成し遂げることだろう。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年3月7日

 

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