6つのキーワードから見る全国両会の経済分野の焦点

2025-03-05 12:53:00

今年は「第14次五カ年計画(2021-25年)」の最終年であり、さらなる改革の全面的深化にとって重要な1年でもある。今年の全国両会における経済関連の焦点やホットワードにはどのようなものがあるのだろうか。

■キーワード(1)「第14次五カ年計画最終年」 

今年は第14次五カ年計画の最終年であり、次の五カ年計画も間もなく発表される。今年はこれまでの計画を受けて次の計画を始める重要な節目となる。

今年の全国両会では、政策がさらに効果をあげるようにし、第14次五カ年計画の目標・任務の質の高い達成を推進し、第15次五カ年計画の良いスタートを切るための基礎を固めるかが、各界の注目点となるだろう。

■キーワード(2)「消費促進」 

2024年12月に開かれた中央経済政策会議が決定した2025年に重点的に取り組む9つの課題では、「力強く消費を促進し、投資効益を高め、内需を包括的に拡大する」ことが最優先事項とされ、「消費促進特別行動」の実施方針も打ち出された。

複数の業界関係者は、内需拡大は長期的な戦略措置で、その中でも消費促進は最優先課題であると考えており、今年の全国両会では「消費促進」が議論の焦点の1つになると予測する。

■キーワード(3)「AI+」 

今年に入り、中国発の大規模AIモデル「DeepSeek(ディープシーク)」が、オープンソースモデルとコスト優位性を活かして、急速に国内外で熱い注目を集めている。百度(バイドゥ)、阿里巴巴(アリババ)、騰訊(テンセント)、字節跳動(バイトダンス)などの企業も、次々と自社の大規模AIモデルやAIアプリケーションに関する新たなアクションを発表している。

分析によると、企業の新たな進展はAIの革新的な発展の新たな動向を示しており、2024年の政府活動報告に「『AI+』行動の実施」が盛り込まれたのに続き、今年の全国両会でも「AI+」が引き続きホットトピックになることが見込まれる。

■キーワード(4)「中長期資金の株式市場への参加」 

障害・障壁をさらに取り除き、中長期資金の株式市場への参加を力強く促進することは、資本市場投融資総合改革を深めるための重要な施策だ。先般、中央金融委員会弁公室や証券監督管理委員会などが共同で、中長期資金を株式市場へと呼び込むための「中長期資金の市場参加促進に関する実施計画」を通達した。

今年の全国両会では、「中長期資金の株式市場への参加」が注目点の1つになる見通しだ。

■キーワード(5)「民間経済」 

民間経済は中国式現代化の推進における新戦力であり、質の高い発展の重要な基盤だ。最新統計によると、中国では民間企業が企業全体の92%以上を占め、国家ハイテク企業に占める割合も92%以上にまで拡大している。

先ごろ開催された民間企業座談会では、「民間経済の健全な発展と質の高い発展の促進」という重要なメッセージが発信された。業界関係者は、今年の全国両会でも「民間経済」が重要なホットワードの一つになると見ている。

■キーワード(6)「過度な競争の是正」 

国家市場監督管理総局は先ごろ、公正競争に関する座談会を開き、企業7社のトップと「閉鎖的環境における過度な競争」の是正について踏み込んだ意見交換を行った。北京市、江蘇省、湖南省なども最近、「過度な競争」の是正に向けた取り組みを次々に始めている。

専門家によると、中央経済政策会議で「過度な競争の包括的な是正と、地方政府や企業の行為の規範化」が打ち出されたことを受け、部・委員会(省庁)や地方政府は「市場環境の改善、短期的利益の追求による過当競争の防止」という鮮明なメッセージを発信しており、今年の全国両会では過度な競争の是正の道がさらに探求されることになると見られる。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年3月4日