陽澄湖の上海ガニ文化館と国際芸術交流センターがオープン
「2022第11回蘇州文化・クリエイティブデザイン産業交易博覧会」の相城分会場である陽澄湖上海ガニ文化館と陽澄湖国際芸術交流センターで7月15日、盛大に開館式が行われた。
同分会場は、蘇州市相城区陽澄湖(消涇)国際手作村に位置し、総面積27.5ムー(1ムーは0.067㌶)、建物面積が約4630平方㍍。メイン館は上下2階に分かれており、1階は陽澄湖チュウゴクモクズガニ(上海ガニ)文化館、2階は陽澄湖国際芸術交流センターとなっている。
デジタル文化が語る「カニの物語」
上海ガニ文化館のエントランスホールは、竹で編んだカニの自然生態の世界となっており、来場者はまるで「カニかご」に入って一緒に陽澄湖に流れ込んでいくようだ。会場のメイン通路は、「カニSHOW・私の前世と現在」をテーマに、デジタルカルチャーツアーの技術を取り入れ、「光のカニかご」アートショーや「星夜のカニ獲り」ショーなどを展開し、観光客は視覚・聴覚・嗅覚で上海ガニ文化を直感的に感じられる。両側の科学普及の展示壁では、カニ産業やカニの味、カニ文化が詳しく紹介されており、観光客は上海ガニに関する知識を全面的に理解することができる。この他に双方向体験エリアも設けられており、観光客はクイズやインタラクティブゲーム、キャラクターの写真撮影ができ、楽しめながら学べる。
無形文化財の交流で国際化
陽澄湖国際芸術交流センターは、手工芸を切り口に蘇州と相城に残る手工芸の無形文化財資源を整理・統合。現地化・国際化・産業化を理念とした文化・クリエイティブ産業の新たな拠点を構築する。会場は、国際芸術展示エリアとウォークイン式家具体験スペース、多目的インタラクティブスペースなどに分かれており、デモンストレーション効果を持つ国際芸術をテーマとした人気観光スポットの構築に力を入れる。
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