2023年世界大河文明フォーラムが河南省鄭州市で開催

2023-09-18 11:31:00

  

 

917日、「文明の交流と学び合いを進め、共に未来を切り開く」をテーマとする2023年世界大河文明フォーラム(中国・鄭州)が河南省鄭州市で開催された。中央宣伝部日常業務担当副部長、文化・観光部党組書紀兼部長の胡和平氏が基調演説を発表し、中国共産党河南省委員会書記の楼陽生氏がスピーチを行い、河南省長の王凱氏が司会を務めた。また、駐中国ウガンダ大使のオリバー・ワネカ氏、人民日報社副総編集長の方江山氏、国家文物局副局長の解氷氏らが発言を行った。 

 

 

このたびのフォーラムは文化・観光部、人民日報社、国家文物局、河南省人民政府が主催し、メインフォーラムに加えて四つの分科会が設けらた。また、同フォーラムでは世界各国から参加した300人あまりの専門家や学者が「文明の交流と学び合いを進め、共に未来を切り開く」というテーマについて幅広く踏み込んだ議論を行い、「世界大河文明フォーラム・鄭州宣言」が発表された。以下は同宣言でまとめられたコンセンサスの要点である。 

  

1、大河によって世界の主要な文明が育まれたことは、人類文明の具体的な表れである。 

2、大河流域は人類文明の遺伝子を支えている。 

3、各大河流域の文明の特性を尊重し、人類文明の多様性の維持を提唱する。 

4、強力な措置をとり、大河流域の文化遺産をしっかりと保護することを提唱する。 

5、大河文明を含む世界文明の研究の強化を提唱する。 

6、文明の伝承と発揚の強化を提唱する。 

7、大河流域の生態環境を保護し、文明と生態の調和・共生の実現を提唱する。 

8、古代文明の時代的価値を発揮し、人類社会・現代文明の発展を促進することを提唱する。 

9、文明の交流と学び合いを強化し、人的・文化的交流、文化の融合、民心の通じ合いの実現を提唱する。 

 

人民中国インターネット版

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