アジア最大規模となる高空シミュレーション試験台が完成
2024-09-12 16:54:00
中国航天科技集団第六研究院の10日の発表によると、同研究院銅川試験センターのアジア最大規模となる高空シミュレーション試験台の試験が同日、無事成功した。科技日報が伝えた。
これにより、中国の宇宙エンジン試験能力の空白を埋められた。また中国有人月上陸事業の月着陸主減速エンジン高空シミュレーション試験基幹技術の重大なブレイクスルーを象徴しており、有人月探査事業の順調な実施を力強く支えていくことになる。
情報によると、同試験台は中国有人宇宙事業が投資・建設し、先進的な蒸気駆動型イジェクター技術を採用。新たに製造された蒸気噴射ポンプユニットは中国で最大の規模を誇り、エンジンの1千秒級運転全過程における100パスカル級の高真空条件をシミュレートできる。
設計チームは多学科複雑交差流場シミュレーションモデルの精度を検証し、試験中核設備の完全な自主制御と、すべての極限環境シミュレーションの合格を実現した。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年9月12日