第8回サリム湖氷雪観光シーズンフェスティバルが開幕
12月21日、2024年新疆スノーフェスティバルおよび第8回サリム湖氷雪観光シーズンフェスティバルがサリム湖で盛大に開幕した。
サリム湖は新疆ウイグル自治区のボルタラ蒙古族自治州に位置し、四季の移り変わりにつれて、湖水の青はさまざまな濃さに変わる。このたびの催しが行われた場所は、夏には白鳥の群れが湖で遊び、冬には青氷が生み出すロマンチックな自然の奇観が見られることから、年間を通じて多くの観光客を集めている。午後12時半、会場では礼砲が鳴らされ、色とりどりの花火が打ち上げられ、音楽とともにイベントは幕を開けた。
開幕セレモニーでは内蒙古の文芸団体「烏蘭牧騎」が情熱的な舞いを披露して会場を盛り上げ、少数民族の歌手が優美な歌声でサリム湖の風情を表現した。また、朝鮮族出身の4人のポップ・グループ「阿里郎(アリラン)」が歌う名曲『隔壁泰山』は会場に響き渡り、雪に覆われた大地を喜びに満ちた世界へと変えた。
その後、2024年冬季サリム湖スキー場営業開始セレモニーが行われた。景勝地の蒙古族による伝統的な演芸グループ「クルチン芸術団」のパフォーマンスとDJによるダンスミュージックで会場は大いに盛り上がり、観光客たちは歌とダンスを存分に楽しんだ。また、スキーパフォーマンスも同時にスタートした。新疆ウイグル自治区の各地域・各民族のスキー名手たちが山上から一気に滑り降り、スキー場は賑わいに包まれた。
当日のサリム湖は雪晴れで、澄んだ青氷が陽光を浴びてまばゆい輝きを放った。景勝地は観光客で混み合い、多くの人々がスノービークルやスノーチュービングなどを体験し、雪と氷の中で思う存分冬の楽しみを満喫した。
今回のフェスティバルは観光客にサリム湖の美しい冬景色と色濃い民族の風情を伝えるとともに、多種多彩なウインタースポーツを体験する機会を提供している。新疆ウイグル自治区の冬季観光とそれに伴う経済発展には今、新たな活力と原動力がもたらされている。
今後、サリム湖景勝地は引き続き氷雪観光に力を入れ、習近平総書記が提起した「氷雪の大地は金山・銀山にほかならない」という発展理念をしっかりと実行に移し、優れた地理的資源を活用してより良質な観光商品とより質の高いサービスを提供していく。そして、観光客が雪と氷の世界で新疆ウイグル自治区ならではの魅力と風情を楽しめるようにし、雪と氷という自然の恵みを地域経済の活性化につなげる飛躍的発展を実現する。
(王漢平・サリム湖景勝地=写真、姜芸涵=文)
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