世界初の「演算電力アイランド」が青島で公開

2026-06-10 17:16:00

世界初の演算能力センター向け高圧交流・直流プレハブ電源ステーション「演算電力アイランド」が山東省青島市で6月6日、公開された。国産電力技術によってAI(人工知能)向け演算能力センターの電力供給問題を解決することを目指している。科技日報が伝えた。

「演算電力アイランド」は、青島特鋭徳電気股份有限公司が独自開発したものだ。今回公開された設備は青島市嶗山区に設置されており、演算センター専用の一体型送配電設備となっている。プレハブ型演算センターの基盤設備として、高圧変圧器、ガス絶縁開閉装置、中圧スイッチギアおよび母線、環状配電盤、固体変圧器(SST)、マイクロコンピューター保護装置、制御・通信システムなどを工場内でモジュール化設計し、高度に一体化したプレハブユニットとして製造する。現場ではそれらを積み木のように組み立てるだけで完成する。従来の土木建設型高圧変電所は建設に12〜18か月を要したが、「演算電力アイランド」は最短5か月で建設・引き渡しが可能だ。

「演算電力アイランド」は110キロボルト(kV)または220kVの高圧送電網へ直接接続され、内部変換を経て複数系統の800V直流電力を出力し、そのままサーバーへ供給する。この方式は、従来のデータセンターで必要だった多段階の変圧や複雑な交流・直流変換方式を根本から変えるものだ。

さらに、「演算電力アイランド」はグリーン電力直接接続モードを備える。太陽光や風力発電が豊富な時間帯には、データクリーニングやAIモデルの事前学習など、柔軟に実行時期を調整できる演算タスクを自動的に増やし、再生可能エネルギーの利用率を最大化する。一方、電力需要のピーク時や天候変動によって風力・太陽光発電量が大きく変動した場合には、非中核的な計算タスクを自動的に抑制する。同時に蓄電設備やスーパーキャパシタと連携し、極めて短時間で演算能力と電力供給の変動を平準化し、AI学習やリアルタイム推論など高付加価値業務に必要な電力供給を安定的に維持する。これにより、「演算電力アイランド」は「電力が演算能力を支え、演算能力が電力システムと協調する」という新たな精密連携モデルが真に実現された。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年6月9日

 

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