北京国際図書展に外文局出展

2018-08-28 15:07:02

 25回北京国際図書博覧会(BIBF)が8月2226、北京の中国国際展覧センター新館で開かれた。中国外文局傘下の出版社7社は、40種類余りの言語で2000冊以上の図書を出展した。その分野は、指導者の著作や現代を含めた中国文学、伝統文化、中国語教育および児童文学などさまざま。全体として中国の長い歴史と文化、現代中国の姿や政府による改革と発展の業績を余すところなく紹介している。その他、各出版社も新刊シリーズの発表や出版契約などのプレゼンテーションを行った。

 外文出版社では、習近平総書記の重要著作の多言語によるブックフェアを行った。また、スペイン、アルバニア、スリランカ、インド、シンガポール、ポーランドの出版社と、『中国を読む(読懂中国)』シリーズ提携出版の調印式を行った。

 中国外文局の陸彩栄副局長は、調印式で次のように語った。「『中国を読む』シリーズでは、中国の物語を上手に紹介し、中国共産党の成功体験をしっかり描くことに努めるとともに、中国と海外の文化交流と文明の相互参考に力を注ぐ。本日の提携趣意書の調印は、このシリーズが世界の出版界でますます重視され認められていることの証である。中国の発展や業績について、さらに多くの国の読者が良く理解し、新時代の中国の計画を思考しシェアし、中国の文化的な魅力を感じ取るために、必ず大きな手助けとなるだろう」。調印側の代表であるアルバニアのファン・ノーリ出版社のレセップ社長は次のように述べた。「中国は今年で改革開放40周年を迎え、目を見張るほど大きな成果を上げた。我々の国は中国に対し非常に興味を持っている。これらの本をアルバニアに紹介し、周りの人たちに中国の物語を伝えたい」

あいさつをしている陸彩栄副局長

 新世界出版社は「40年かけ中国の物語を述べる――何建明氏創作40周年メディア対談会」を開催した。また、人民文学出版社との協力協定に調印した。双方は共同で図書『ありがとう、我が家』の著作権をポーランド、インド、トルコ、韓国、ロシアなどの9カ国に輸出する。また新世界出版社では、さらに中国図書海外編集部の業績展を開催し、同部が出版した約40種の図書を紹介した。

 朝華出版社では、「美猴王(孫悟空)」シリーズの発売1周年を振り返るとともに、新刊「小型漫画版の美猴王」の紹介や新刊『漫画中国古代科学技術物語』シリーズの海外向けプレゼンテーションなどを行った。中外翻訳会社は、国家レベルの人工知能翻訳や補助プラットフォームを展示した。

 北京国際図書博覧会は、世界で最大の規模を誇る図書展示会の一つだ。今回は、93の国と地域から2500社余りの出版社が参加し、30万冊以上の最新図書が展示された。

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