杭州師範大学「漢語橋」オンライン団体交流プロジェクトが円満に終了
1月17日、「銭塘江の逆流を追い、美しい無形文化遺産を巡る」というテーマの「漢語橋」オンライン団体交流プロジェクトの閉会式がオンラインとオフライン両方で杭州市桐廬県深澳古村で行われた。杭州師範大学外国語学院を中心とした優秀な教育チームは団体体験のできる「漢語橋」オンラインプラットフォームを活用し、日本、韓国、ベトナムなどから来た中国の無形文化遺産を愛する120名以上の学生を対象に、7日間のオンライン授業を行った。授業内容は、オンライン授業、オンライン体験とオンラインインタビューの三つの部分から構成されている。
一日目 |
二日目 |
三日目 |
四日目 |
五日目 |
六日目 |
七日目 |
開会式 |
中国語授業 |
中国語授業 |
瓶窯のオンラインツアー |
中国語授業 |
中国語授業 |
浙江のオンラインツアー |
無形文化遺産講座 |
無形文化遺産のオンライン体験(茶筅、竹編み) |
無形文化遺産のオンライン体験(琴、婺劇) |
無形文化遺産講座 |
無形文化遺産のオンライン体験(木彫、花灯) |
無形文化遺産のオンライン体験(索面、伝統グルメ) |
閉会式 |
オンライン授業は中国語学習の同時配信授業である。学生たちは授業を通じて歴史的背景や言語能力、文学知識などの面から無形文化遺産について深く学んだ。授業終了後、参加者の皆様からイベントへの感想を綴ったメールが殺到した。ベトナムのホーチミン市にある開放大学から来た林さんは「今回のオンライン活働は私たちに豊富な学習内容を用意してくれました。中国語を学ぶ以外に、先生方の教えのおかげで、中国の無形文化遺産を含む中華民族の優秀な伝統文化を深く理解することができました」と述べたほか、「杭州師範大学が私たちに貴重な学習機会を提供してくれたことに感謝しています。コロナ感染拡大の中に、このオンライン授業を通じて、中国語を学びたいという私たちの願いが叶いました。今後、いつか中国に来て、中国の歴史や文化を身をもって体験し、中国の無形文化遺産の魅力を感じたいと思っています」と話した。
オンライン体験は無形文化遺産に関するオンデマンド授業である。授業に使われる二カ国語付きのドキュメンタリーは華数伝媒と杭州師範大学外国語学院が共同で特別に制作したもので、出場人物の崇高な精神によって、視聴者は観賞から深く考察することができる。特に、参加者に臨場感あふれる体験をしてもらうため、「漢語橋」チームは杭州市余杭にある中国伝統文化と民間芸術の集積地である「自然造物」と、杭州市桐廬にある深澳古村に赴いて生中継した。古めかしい歴史建築、精巧な手工芸品は中国の奥深い歴史と文化を十分に表している。更に、韓国、スーダンからの留学生がオフラインチームと共に、専門家、職人と現場で話し合うことで、無形文化遺産が交流の中でより良い理解と尊重を得た上に、今後もよりよく発展され、伝承されることができる。
オンラインインタビューは専門家と学者による同時配信授業であり、浙江遺産の保護などのテーマを取り上げたオンライン講座と双方向体験を楽しむことができる。浙江大学の劉朝暉教授は「無形文化遺産とは何か」「無形文化遺産をどのように展開するか」及び「無形文化遺産をどのように利用するか」の3つの方面をめぐって「無形文化遺産と日常生活の文化表現」がテーマとなった講座を展開した。浙江越秀外国語学院の戴望雲教授は、「七夕」「坐月子(産褥期を過ごすこと)」「タニシ麺」「点翠(カワセミの羽をジュエリーに組み込む工芸)」「中産階級審美化」などの具体例をあげ、ユーモアを交えた言葉で中国伝統文化の革新と変遷を海外の学生に紹介した。
深澳古村の爆竹の音とともに、今回の「漢語橋」オンライン団体交流プロジェクトは円満に終了した。「銭塘江の逆流を追い、美しい無形文化遺産を巡る」というテーマの「漢語橋」オンライン活働は地域と時間の制限を破って、今日の世界に長い歴史を誇る中華文明を伝えた。各国の若者は浙江省の無形文化遺産及び中華文明に対してより深い理解ができた。中外の文化交流は更に促進されるに伴い、その友情の懸け橋も一層堅固になるだろう。