空へ伸びる北京の新しいアイコン
2017-11-01 14:01:55
約5年を費やし完成した国貿三期B座
国貿
北京一のビジネスエリア・国貿に今、その風景を一新するような超高層ビルが続々と誕生している。
これまで国貿の景色をつくってきた超高層ビルといえば、2008年に完成した国貿三期A座だった。高さは330㍍と北京一番の高さを誇っている。
空へ伸びる北京の新しいアイコン
今年、それに並ぶように建てられたのが国貿三期B座。高さは295㍍あり、ホテル、ショッピングモール、オフィスエリアなどで形成されている。真っすぐ育った竹のような外観はガラス面で覆われて美しい。
さらに今、国貿にはもう一つの超高層ビルが建設中だ。18年竣工予定で、完成すれば高さ約530㍍にもなるという。「中国尊」という愛称が付けられており、「尊」とは中国で祭事や宴会に用いられた伝統的な器物のことだそうで、外観のデザインのモチーフになっているそうだ。
これらのビルが建つ国貿は、1985年頃からビジネスエリアとしての開発が始まった地域で、目にも楽しいデザインの建物が多いことでも知られている。ズボンの形とも表現されるレム・コールハース氏設計の中国中央テレビ局(CCTV)や山本理顕氏設計の建外SOHOなど、世界的な有名建築家の作品が並ぶ街並みはエネルギッシュで近代的な空気に満ちている。
B座のテラスからはCCTVが見える
国貿三期B座
朝陽区建国門外大街1号