七彩絲語(創作料理七色の和え物)
初夏とはいえ、6月の日差しはなかなか厳しいもので、晩ごはんにはさっぱりとした冷菜が恋しくなりがちです。そこで中国風和え物の登場となりますが、今回は『人民中国』70周年にちなんで、7種の具材を組み合わせました。作り方は決して難しくはありませんが、美しい盛り付けのためにも、千切りは丁寧に!
材料(6人分)
ウズラの卵6個
卵3個
ニンジン1本
ダイコン1/4本
キュウリ1本
春雨小1束(50gくらい)
干しキクラゲ戻したもの50g
ランチョンミート1缶
山楂糕(サンザシゼリー)1枚
(飾りなのでなくても可)
白ごまペースト約カップ1/3
ニンニク3かけ
醤油、黒酢、砂糖、塩各少々
つくり方
①卵1個とウズラの卵はゆでておく。残りの卵2個は溶きほぐしてから薄焼き卵を作る。ニンニクはみじん切りにしてゴマペーストと合わせ、醤油、黒酢、砂糖、塩で味を調える。
②ウズラの卵は殻をむいてナイフでウサギの形に成形する。ゆで卵は黄身が中央に来るよう両端を縦に切り落とす。春雨はゆでて水に取り冷まし、キクラゲは水戻しした後さっと湯通しし、山楂糕は星型に切り抜く。
③ニンジン、ダイコン、キュウリ、ランチョンミート、キクラゲ、薄焼き卵を等幅の千切りにする。
④切った材料と春雨を放射状に皿に盛り、山楂糕の星を上に、ウズラの卵とゆで卵を周囲に飾る。
⑤食べる前に卓上でゴマソースをかけ、よく和えてからいただく。
今年はウサギ年、そして『人民中国』創刊70周年ということで、七つの食材を用意しました。さらに上にサンザシゼリーで作った星を載せて『人民中国』70年の並々ならぬ歴史を、ウズラの卵のウサギがゆで卵の月を見上げる姿は、『人民中国』に関わってきた人々が星空を見上げ、初心を守り続けてきたさまを表しています。そして私の干支でもあるウサギが6羽、これは自らの干支の年にまさに還暦で人生の転換を迎えたという喜びを表しています。