つくり方 

① イシモチは洗ってウロコ、エラ、ワタを取る。味が染み込みやすいよう、皮目に１・５㌢くらいの幅で浅く切れ目を入れる。 

② 鍋を強火にかけて油を入れて熱し、ショウガとネギを入れて香りが出るまで炒めたらイシモチを入れ、両面きれいな焼き色がつくまでしっかり焼く。 

③ 水３００ccを入れて沸いたら酒、醤油、砂糖を入れて弱火にして10分ほど煮込む。

④ 魚を皿に盛り付けて煮汁をかけ、香菜を散らす。 

中国語ではどれも黄魚（黄花魚）と呼びますが、日本では大きさや種類でイシモチ、キグチ、フウセイなどと呼び名が変わります。この料理には春が旬のイシモチを使うと良いでしょう。煮る、焼く、蒸す、揚げるなどどう料理してもおいしいため、中国では広く愛される海魚の一つです。「家常」とは家庭でよく作られる料理のこと。紅焼（甘辛煮）よりも味付けを控え、日本の煮付けのようにあっさりと煮るのがコツですが、調味料が少ないだけに魚の鮮度が問われます。必ず新鮮なものを使ってください。