中国国際出版集団(中国外文局)、日本の非営利団体・シンクタンクの言論NPOは18日、北京市で「北京―東京フォーラム」中日ハイレベル会合を開いた。双方は協議の末、第13回北京-東京フォーラムを原則的に、北京市で12月に開催することを決定した。
双方は本フォーラムのテーマや議題をめぐり、意見交換した。本フォーラムは中日国交正常化45周年を契機とし、「より開放的な世界経済の秩序を共同構築し、アジアの平和を守る」というテーマをめぐり、中日両国の「相互信頼と互恵」「相互理解」「交流促進」などについて議論する。フォーラムは二国間政治・外交、経済・貿易、安全、メディア、特別などの分科会を設置し、同時にフォーラムの枠組み内の安全保障常設対話メカニズムの構築を推進する。さらに双方は各自、中日関係に関する世論調査を継続し、調査活動をさらに改善し、フォーラム開催前に結果を発表する。
双方は、フォーラムは中日国交正常化45周年という重要な契機をしっかり把握し、中日両国が現在の国際情勢の重大な変化がもたらす課題とチャンスにいかに共同対処するかという問題を立脚点とし、これまでの成功の経験を踏まえた上で内容と形式の革新に取り組むことで、中日双方の各分野における実務的な協力を強化するため提案を行うべきということで一致した。またフォーラムは両国各界の知恵と共通認識を集め、メディア・世論をリードし、国民感情を改善し、両国関係の発展に正しく明快な見解をもたらし、中日民間シンクタンクの特殊な力を発揮すべきとした。
北京―東京フォーラムは2005年創設。北京と東京で毎年、持ち回りで開催されている。現在はすでに、中日両国間のハイレベル民間対話・交流の場となっている。中国国際出版集団と言論NPOは昨年9月、東京で第12回フォーラムの開催に成功した。