『三聯生活週刊』 中国版ChatGPT
2023-05-09 10:40:00
中国はChatGPTのサービスが開放されていない地域の一つだが、それが正式にサービスを開始してから2カ月後の今年2月上旬にはもう中国でこのチャットボットの人気が高まっていた。関連する話題は何度もSNSのトレンドワードランキングに入った。百度(バイドゥ)、阿里巴巴(アリババ)、華為(ファーウェイ)などのテクノロジー企業もいち早く後に続き、相次いで中国版の開発計画を発表した。
今年3月16日、百度はAIチャットボット「文心一言(アーニー・ボット、ERNIE Bot)」の発表会を開いた。中国で最大の検索エンジンである百度はAI分野での実力が最も高く、研究にかけた時間も最も長い。「文心一言」がリリースされると、多くの注目と議論を呼んだ。まだ未熟で、リリースを早まったと考える人も少なくない。しかし、ある専門家は次のような考えを示した。2カ月足らずで月間アクティブユーザー数1億人を突破したChatGPTは、人々が多くの未熟なものを許容すると業界全体に認識させた。製品には問題があるが、価値もあり、価値が問題を上回る限り、利用者はいる。そして企業は利用者からのフィードバックを受けて、製品を改善していく。これは、全員一丸となって製品を改良していくことに等しい。