文化的体力 

文化・芸術活動に参加するバイタリティーを意味する。それが強いほど奥深い文化コンテンツを何としてでも見に行き、鑑賞し、味わおうとする。近年、暇な時間の「文化的体力」不足を嘆く若者が増えている。彼らは読書や映画に最後まで集中できず、ソシャゲやショートムービーなど操作が簡単でハードルが低い娯楽で気晴らしするぐらいしかできない。

ハイペースでストレスが強い職場環境、ショートムービーやSNSなどがもたらす手軽で気軽な刹那的快楽がこの現象の主な原因といわれている。「文化的体力」を補給するために、スマホを見ず、コスパの高い夜間学校や「老年大学」（高齢者向け教育機関）のサークルに参加する若者が増えており、各大都市で「夜間学校ブーム」が起きている。